b9f9cb3f_thum800アメリカから心温まるストーリーが伝えられた。12年間、愛犬と暮らしていた男性が、長期入院を余儀なくされた。犬の世話をする人が周りにいないことから、動物保護施設へ託すしか道はなく、泣く泣く犬を手放した。男性の治療を担当をしていた看護師はそれを知ると、すぐに行動に移した。動物が大好きなその看護師は、犬がいる施設を探し出すとすぐに養子縁組し、自分が引き取ることに。そしてリハビリを続けている男性に再会させたのである。

RM_home_page_high_profile_healthcare看護師のジェニファー・スミス:Jennifer Smithさん(41歳)は、ニューヨーク州オナイダ郡ロームのグランドリハビリテーション看護センターGrand Rehabilitation and Nursing Center at Romeの成人デイケアプログラムで、肺炎を患って入院したジョン・バーリー:John Burleyさん(60歳)を担当することなった。ジョンさんはジェニファーさんに、12年前から家族として迎え入れた愛犬、ブーマー'Boomer’の写真をよく見せていた。ジョンさんは退院後、プーマーに会うことを心の支えに治療に励んでいた。

20211223-195311-d555f0c099その後、ジョンさんは病院のリハビリテーション棟へ移動となり、長期の入院を余儀なくされた。ジョンさんの身内はアーカンソー州に住んでおり、ニューヨーク州へ移り住んだジョンさんの周りにはブーマーの世話をしてくれる人がいない。周りの説得もあり、ジョンさんはブーマーを動物保護施設へ託すしか道はなかった。ジョンさんにとって、ブーマーはかけがえのない家族で親友だ。
深い悲しみを抱えたジョンさんはジェニファーさんにそのことを打ち明けた。 ちょうど、感謝祭の翌日の朝7時頃、ジョンさんから電話があり『「ブーマーが、施設に行ってしまったんだ、プーマが施設に...」、、、ジョンさんは、その言葉を何度も繰り返していた。入院中でなす術がないだけに、彼の悲しみはどれほど大きかったことでしょう。』

269429541_214308900876981_4516351115522414872_nジョンさんの深い悲しみを知ったジェニファーさんは、迷うことなくすぐに行動した。 ジェニファーさんは、ブーマーがどの施設に引き取られたのかがわからなかった。そこで、地域の避難所や施設に次から次へと問い合わせた。そしてようやく、ローム動物愛護協会にブーマーがいることがわかった。施設は閉まっており、肩を落として帰宅。「もしかしたらもうブーマーはいないのかも」という不安を抱いた。しかし、「クリスマス時期は、犬猫を施設から養子にする人が増えます。ブーマーは、既に誰か他の家族と養子縁組されたかもしれないと、ちょっとパニックになりました。(ジェニファーさん)」
 0dc477fc翌日も諦めずに出向くと、施設の裏にある大きなケージにブーマーがいるのを発見した。 ジェニファーさんは、養子縁組手続きのための費用を迷うことなく支払い、ブーマーを養子にした。もちろん、ジョンさんにはそのことをすぐに電話で伝えた。その後、獣医院へ連れて行ったり、餌や玩具、犬用の服を購入したりして、ブーマーをジョンさんに会わせる準備を整えた。
2日後、ジェニファーさんはジョンさんが入院しているリハビリセンターへ、ブーマーを連れて行き、保護施設から出ることができたブーマーは、再びジョンさんに会うことが叶った。
 
A-nurses-odyssey-to-rescue-her-hospitalized-patients-lost-puppy「ブーマーは、とてもフレンドリーで愛らしい犬です。ジョンさんがブーマーを大好きなのが、ブーマーに会って私にもわかりました。」、、「リハビリセンターでも、ブーマーは他の患者にもよく懐いているので、ジョンさんだけでなく彼らもまたブーマーに会うのを楽しみにしているようです」
YrOkgXbZ現在、ジョンさんとブーマーは1日数回、触れ合いの時間を持つことができているという。それが、ジョンさんの一番良いリハビリになっているようだ。ブーマーと暮らせる日が来る時まで、ブーマーの世話を引き受けることを約束してくれたジェニファーさんに対して、言葉を発することが難しいジョンさんは、深い感謝を表した。参照記事 英文記事


nappi11 at 06:28│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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