
ライチョウは体長40センチほどのキジ科の鳥。
北米、北欧など北極圏に近い寒帯に分布し、国内では新潟、富山、長野各県など本州中部の高山帯に生息している。
新潟県内では、妙高市と糸魚川市にまたがる火打山(ひうちやま)(標高2462メートル)の2200メートル以上に生息。新潟ライチョウ研究会(妙高市)の調査では、令和2年に火打山で22羽のライチョウを確認した。同研究会の長野康之代表(56)によると「見落としている個体も含めると火打山には30羽ほどが生息していると推測される」という。
妙高市は、ライチョウを自然環境保全の象徴として生態調査や保護活動に力を入れている。市環境生活課の豊田勝弘係長は「高山地帯に生息しているため生態に謎の部分が多い。まず生態調査を重ね、そのうえで保護策を検討することにしている」と話す。
ただ高山地帯での調査・保護活動は費用もかかり、年間150万円ほど必要になる。市は、クラウドファンディング型ふるさと納税(目標額140万円)と、地域自然資産法に基づき火打山などの登山者から任意で徴収する入域料(500円)を活用し資金を確保。自治体の自然環境保全を支援する同法に基づき、山に入域料を設けるのは全国の自治体で妙高市が初めてで、同市は昨年7月から導入した。
、、、、日本に生息する種を特に Lagopus mutus japonicus(ニホンライチョウ)と呼ぶ。保全活動に奮闘と言いながら、役所は一体いつまでのんびりと調査を続けるのか?相手は生き物で、急な気候変化で環境が変化すれば生きて行けなくなる。謎が多いながら、「ハイマツ、ダケカンバの冬芽や大シラビソの葉、ガンコウランの実など高山植物の芽、葉、花、実、春から夏には昆虫類なども。一年中葉が緑のハイマツはライチョウの営巣場所や隠れ場所として重要な役割をはたしている。」と分かっているから、まずはそれらを効率よく植樹する計画などの決定位するべきで、本気で保護する気が在るのだろうか?
筆者宅の中庭の、冬期間用意する野鳥の餌場にキジが着始めてすでに4年目になる。最初2羽だったのが今年は4羽だ。最初筆者は驚いたが、原因はさて置き、餌に不足しているのは明確で、冬期間、毎日懸命に来る時間や生態を調べ、餌を調べ、今年は筆者のアレンジした餌をよく食べている。何時までも「謎」などと言っていないで、必死に調べるべきだ。必死にやれば1年で分かる。
北海道には今は保護されているタンチョウヅルが居るが、過去には開発などの影響でその数が激減した。一人の農夫が素人ながら自発的に給餌を始め、地道な努力がやがて理解されて絶滅の危機からタンチョウを救った歴史がある。命をつなぐのには、言い訳よりも彼らへの愛情と行動が大事なのだ。すでに天然記念物のライチョウに対し、まだ研究している、費用がなどと言うのは怠慢である。
コメント
ライチョウの研究者がヒナのシェルターを作って個人的に保護活動をしているのを、テレビで見た覚えがある。
いずれにしても何らかの手を打たねば、われわれの子孫はライチョウを剥製でしか見れなくなると、私は思った。