
中国当局は2017年4月、パキスタン政府との間で、43年間グワダル港を租借する契約を結んだ。この契約は、両国が進める大規模インフラ整備計画「中国パキスタン経済回廊 (China-Pakistan Economic Corridor:CPEC):新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)カシュガル喀什市Qeshqer,Kashugarとアラビア海(Arabian Sea)に面したグワダルGwadarを結ぶ約3000キロ」の重要なプロジェクトの1つと位置付けられた。



インドメディア「ウィオン(WION)は2021年11月30日、「グワダルの住民は中パ経済回廊やグワダル港プロジェクトに騙された。全く恩恵を受けていない」「中パ経済回廊とグワダル港プロジェクトが住民に恩恵を与えないなら、これらの計画は存在する必要がない」とレーマン氏の発言を引用し、報道した。


しかし、中国外交部・趙立堅(ジャオ・リージエン)副報道局長Foreign Ministry Spokesperson Zhao Lijianは2021年11月30日の会見で、グワダルでの抗議活動に関する報道は「事実無根で、フェイクニュースだ」として、「悪意を持って中パ経済回廊と中パ関係を中傷しようとした」と述べたが、パキスタンの地元メディアなどによれば、グワダルでは数年前から抗議活動が行われている。参照記事 英文記事 英文記事 過去ブログ:2021年7月パキスタンでのバス爆発で中国人技術者9人死亡、テロの可能性? 10月パキスタンで資源開発企業の車列が襲撃され死者15人以上か? 2020年7月パキスタンの分離独立派BLAがテロと中国への撤退要求 2019年5月中国が開発するパキスタンのグワダルでホテル襲撃 1月中国融資の大型プロジェクト停止や縮小相次ぐ パキスタン、、、、政治や軍の汚職で有名なパキスタンの事、どちらの言う事も信用できないが、犠牲になるのは何時も民衆だ。中国の貨物ターミナルと化したグワダルに明るい未来は無い。