FEATURE-Global-HIV_AIDS-Epidemic_1エイズは免疫力が低下してさまざまな合併症を引き起こす病気で、エイズを発症させるHIVに感染したと国内で報告された人は、これまでに2万人を超え、UNAIDS(国連合同エイズ計画)とWHO(世界保健機関)は、2019年末現在、世界のHIV陽性患者数は3800万人、新規HIV感染者数は年間170万人、年間69万人がエイズによって命を落としたと報告した。エイズの最初の症例が記録されてから40年が経過してもなお、世界はこうした現実に直面しています。右図はAdult HIV Prevalence 成人HIV患者の国別人口比率の分布.
灰色のN/Aは、not applicable:当てはまらない の意味だが、少ないながら患者は存在する。
2020年のHIV陽性者数は世界全体で3770万人[3020万ー4510万人]に達し、そのうち1020万人[980万-1020万人]はHIV治療を受けられず、治療を受けていない人のうち、約410万人は自分がHIVに感染していることも知らず、610万人は自らの感染を知っているけれども治療を受けることができない状態と報告されている。2020年の1年間において、筆者の住む札幌市に届けられたHIV感染者・エイズ患者は18人でした。 参照記事内PDFより 英文記事 参照記事
K10013364831_2111272122_2111280643_01_02エイズのワクチン開発に取り組んでいる国の研究所は、開発中のワクチンをサルに接種した結果、エイズを引き起こすウイルスの排除に成功したと2021年11月8日発表した。研究所は、エイズの完治につながる発見だとし、5年後をめどにヒトへの臨床試験を開始したいとしています。医薬基盤・健康・栄養研究所の霊長類医科学研究センター保富康宏センター長は「これまで困難だったエイズの完治につながる発見で、治療薬やワクチンの開発が進展することが期待される」としている。参照記事 参照記事 参照記事

毎年121日は「世界エイズデー」。HIVは一度感染すると体内からの排除が難しく、現状はウイルス量を抑える薬があるのみ。完治こそできないが、早期から正しい治療を受けていれば、ウイルス量が検出できないレベルにまで下がる。これを検出限界以下「U=U」という。いまは医学が進み、HIV感染してもエイズ発症することはない。参照記事



nappi11 at 00:10│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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