9602002_0 160 30日本の岸田文雄首相と訪日中のベトナムのファム・ミン・チン(范 明政:Phạm Minh Chính・2021年7月26日首相に再任、任期は5年)首相は2021年11月24日、首相官邸で会談を行った。共同通信が報じている。両氏はこの首脳会談で、東シナ海・南シナ海で一方的な現状変更を試みる中国を念頭に協議し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現や、ベトナムでのサプライチェーン(供給網)の強化に関して連携を確認した。 日本が艦艇など防衛装備品のベトナムへの輸出を視野に協議を加速させることで一致した。 両政府は首脳会談後、共同声明を発表した。岸田首相は会談後の共同記者発表で、同国に新型コロナワクチンを「新たに154万回分供与する」と表明した。
2ベトナムにとって中国は圧倒的に重要な経済パートナーである。2020年のベトナムの貿易で、輸出相手国としては中国は米国についで2位であり、輸入相手国としては 1位であった。このようにベトナムにとって中国は経済的に不可欠の存在であり、多少の政治的対立や領土に関わる摩擦があっても、中国の重要性は変わらない。しかし、ベトナム国民も92%が米国の影響を歓迎すると言っており、親米である。
btam中国が大国主義的態度でベトナムに接すると、それがベトナムと米国の関係を深めることになるとのフィナンシャル・タイムズ紙の論説の見出しは、その間の事情を端的に表しているものである。この米越、中越関係の地政学において、日越関係が果たす役割は少なくない。日本とベトナムとの間には大きな対立関係は存在しない上、近年では、両国間では安全保障上も経済的にも、緊密な関係を築いている。参照記事 参照記事 参考:日本とベトナム防衛相会談 中国念頭に連携強化で一致 ベトナムで大規模な反中デモ、中国に99年間土地租借に抗議

ccf070d267572f43_32670156ベトナムで初となる都市鉄道2A号線が2021年11月6日、首都ハノイ市で開業した。中国政府の支援で2011年に着工したが、土地収用や安全検査などでたびたび遅れが生じ、運行開始まで10年を要した。都市鉄道2A号線は、ハノイ市中心部のドンダー区カットリン駅から、住宅開発が進むハドン区イエンギア駅までを南西につなぐ高架鉄道だ。全長約13キロで、12駅が設置されている。、、総工費は当初見積もりの5億5,200万ドルから6割近く増え、8億6,800万ドルに膨らんだ。このうち8割近くを中国の融資が占める。参照記事 参照記事 参考:ベトナム~ベルギー間が25日で!鉄道貨物輸送を開始

FireShot Webpage Screenshot #911 - 'ベトナム初の自、、、対中関係では対立を避け、日米欧とも連携強化でバランスを取る方向の様だ。ベトナム初の世界的な自動車メーカーの「ビンファスト」(VinFast)は2021年11月17日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2021において、新型EVを2車種、ワールドプレミアした。tapdoanvingroup-1ビンファストは、ベトナムの大手民間多業種グループ、ビングループ(Vin Group:メインは不動産、都市開発)の子会社として、2017年に設立された。年産能力は自動車が25万台、電動スクーターが50万台に達しているというから、工業も順調に成長している。最上位グレードのモーターは、最大出力408hp、最大トルク65.3kgmを引き出す。1回の充電での航続は、VF e35:写真 が最大500km、VF e36が最大550kmに到達する。アジアでの財閥主導の企業戦略は実に素早く、日本も注視していなければならないだろう。 参照記事



nappi11 at 06:02│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメントする

名前
メール
URL
絵文字