


ベトナムで初となる都市鉄道2A号線が2021年11月6日、首都ハノイ市で開業した。中国政府の支援で2011年に着工したが、土地収用や安全検査などでたびたび遅れが生じ、運行開始まで10年を要した。都市鉄道2A号線は、ハノイ市中心部のドンダー区カットリン駅から、住宅開発が進むハドン区イエンギア駅までを南西につなぐ高架鉄道だ。全長約13キロで、12駅が設置されている。、、総工費は当初見積もりの5億5,200万ドルから6割近く増え、8億6,800万ドルに膨らんだ。このうち8割近くを中国の融資が占める。参照記事 参照記事 参考:ベトナム~ベルギー間が25日で!鉄道貨物輸送を開始
、、、対中関係では対立を避け、日米欧とも連携強化でバランスを取る方向の様だ。ベトナム初の世界的な自動車メーカーの「ビンファスト」(VinFast)は2021年11月17日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2021において、新型EVを2車種、ワールドプレミアした。
ビンファストは、ベトナムの大手民間多業種グループ、ビングループ(Vin Group:メインは不動産、都市開発)の子会社として、2017年に設立された。年産能力は自動車が25万台、電動スクーターが50万台に達しているというから、工業も順調に成長している。最上位グレードのモーターは、最大出力408hp、最大トルク65.3kgmを引き出す。1回の充電での航続は、VF e35:写真 が最大500km、VF e36が最大550kmに到達する。アジアでの財閥主導の企業戦略は実に素早く、日本も注視していなければならないだろう。 参照記事