アフガニスタンの実権を掌握したイスラム主義勢力タリバンは2021年11月14日日曜日、完全撤収した駐留米軍から奪っていた軍用車を連ねた軍事パレードをこのほど実施した。記録映像
米国製のＭ１１７型装甲車両の数十台が参加、上空にはロシア製ヘリMI-17 helicoptersの飛行も確認され、兵士の一部は米軍のＭ４ライフルM4 assault riflesを手にしていた。14日のパレードは新兵２５０人の訓練終了を受けた形ともなっている。米国はこれら車両を崩壊した文民政権（旧ガニ政権９に供与していた。タリバンが首都カブールKabulを陥落させた後、米国防総省はこれら車両の一部を破壊し、本国へ戻したり、アフガン周辺地域へ再配備したりしたと説明してもいた。参照記事 英文記事
タリバンは2021年11月15日より、大掛かりなイスラム国（IS）系「ホラソン州のイスラム国：（IS-K、ISIS-K,ISKP）に対する掃討作戦を行いっているが、17日だけでもアフガン数カ所で爆弾やロケット弾によるテロで市民を含む死傷者が出ている。過去ブログ：2021年11月タリバンがＩＳ掃討作戦とＩＳ系に寝返る元政府軍兵士
ISIS-Khorasan Province (ISIS-K)は、17日、シーア派ハザラ人 the Shiite ethnic Hazara minority.を狙ってカブールで2回の爆弾テロを行ったと犯行声明を出し、タリバンは市民1名と3人の女性を含む6人が負傷したと公表した。別な場所では6人が死亡したともされるが、誰による犯行かなど未確認。
10月8日のアフガン北部でのハザラ人のシーア派モスクでの自爆テロに関し、ＩＳＫＰのウズベク人メンバーMohammed Al-Uyghuriによる犯行声明が確認され、それによれば、ハザラ人Hazaraをターゲットにしたと述べられていた。以前はスンニ派タリバンも、ハザラ人をテロの標的にしていた。 英文記事 映像 過去ブログ：2021年10月「今夜は食事なし」 バーミヤンの少数民族 アフガン 10月アフガン北部のシーア派モスクで自爆テロ 南部でも、、
2021年11月27日：タリバン代表団と米、欧州代理代表らが28日協議すると27日公表された。参照記事
