イラク・シーア派民兵が米軍にロケット再攻撃とシリア経済危機

_48563579_afghan_kandahar_304.gifAfgh4 er2021年11月15日早朝、現在「アフガン・イスラム首長国:the Islamic Emirate of Afghanistan」を自称するタリバン新政権の治安部隊は、アフガン南部カンダハル州の市街地 city of Kandahar.で大規模な対ISテロ作戦を行い、ISの隠れ家4か所を破壊し、ISメンバー4人を殺害、8人を拘束したと公表した。この数時間の作戦で、市民2名が隠れ家の住居で起きた爆発で死亡した。
Afghanistan-1-768x589またアフガンでは、前政権で政府治安軍に所属し、米軍からも訓練を受けていた兵士らがタリバンへ政権移行後、武器、弾薬、車両と共に、イスラム国(IS)系「ホラソン州のイスラム国:(IS-K、ISIS-K,ISKP),ISIS-Khorasan Province (ISISーKP)、IS Khorasan Province(IS-KP)」に寝返って反タリバンの活動をしていると報告されている。
写真左は、2021年8月、首都カブール陥落時、首都を脱出する政府軍兵士。多くがタリバンの報復を恐れて脱出したと言われ、その一部がイスラム系過激派IS-K
(ISISーKP)に参加したようだ。 英文記事 英文記事 過去ブログ:2021年11月軍病院をISが医者に変装し襲撃、25人死亡 アフガン 10月アフガン北部のシーア派モスクで自爆テロ 南部でも、、

IS-Kは、イラクとシリアでISの勢力が頂点に達した2015年1月に設立された。ISが一方的に樹立を宣言した「カリフ制国家」はその後、イラクとシリアでアメリカ主導の連合軍に敗れ、解体されたが、IS-Kは、アフガニスタンとパキスタンのジハーディスト(聖戦主義者)を勧誘し、特にアフガニスタンでは、タリバンが穏健すぎる、過激さが足りないからと離脱した元戦闘員を引き付けている。

現在外信記事ではExposing-Islamic-State-of-Khorasan-Province-ISISKPIS-K=ISで、パキスタンとの麻薬密輸や密入国ルートに近いアフガニスタン東部ナンガルハール州Nangarhar provinceを拠点をしているとされ、過去にIS-Kは、現在タリバンの中枢に居るハッカーニ・ネットワーク、そしてパキスタンのテロ組織と関わっていたが、8823a1dfタリバンがジハードや戦闘を放棄し、ドーハの「きらびやかなホテル」で米国との和平合意に応じたと非難していた。アフガンでのIS-K、或いはISの規模は、兵員最大で1500人とも言われるが、パキスタン政府との関係も含め現在の詳細は不明で、アフガンのほぼ全域と周辺国の一部を含め「ホラソン州」と主張している。パキスタンは現タリバン政権を支持している。 参照記事 英語記事:Afghanistan crisis: Who are Isis-K?



nappi11 at 00:25│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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