アメリカ南部の 米フロリダ州南部の町サーフサイド Surfside, Floridaで2021年6月24日、海沿いの12階建てのマンション(シャンプラインビル:The Champlain Towers South condominium)の一部が崩壊し、これまでに1人の死亡が確認された。マンションは136室で、そのうち55室が崩落に巻き込まれたということです。現在、警察犬も出動して懸命な捜索が行われている。
当時は午前1時半で多くの住民は寝ていたとみられ、35人が救助されたが、少なくとも3人が死亡し、今も99人と連絡が取れていません。地元当局は、少なくとも99人と連絡がとれていないことを明らかにし、消防などが捜索活動を行っている。
現場近くの監視カメラの映像には、建物の中央付近の部分が突然崩れ、およそ10秒後に画面右側、東側の部分が崩れ落ちる瞬間がとらえられています。また、崩壊の直後に砂煙があがっている様子も確認できます。別映像 別映像 別映像 参照記事
倒壊の原因は現時点では不明。サーフサイドの町長によると、建物では屋根の工事が進められていたが、これが倒壊の要因になったかは分かっていないという。マイアミデード郡(Miami-Dade)の不動産記録によると、この建物は1981年に建てられた。被害を受けた地域はユダヤ系住民が多く、ユダヤ教指導者(ラビ)や聖職者が支援のため現場入りしている。参照記事 英文記事
この築40年のビルに関しある大学研究者は、このビルが1990年代から地震の影響と思われる、年間2mm前後の変則的な沈下をしている事に注目していたとされた。しかし、フロリダ国際大学はウェブサイト上で、「地盤沈下だけでは、建物の倒壊には至らない可能性が高い」と注記している。一方、ニューヨークのコロンビア大学(Columbia University)教授でコンサルティングエンジニアでもあるマシス・レビー(Matthys Levy)氏は米紙USAトゥデー(USA Today)に対し、検出された地盤沈下がわずかでも、影響を及ぼし得ると述べている。右は、マンションの崩壊前後の比較写真。英文記事参照記事
また郡は丁度、築40年以上の建物の強度的な診断の必要性を法制化する検討を行っていた所だったともされ、当局によると、建物は築40年の検査が予定されており、「再認証」の手続きと改修が進められていたという。沈下が原因であれば、住民はクラックや傾斜など、何らかの異常に気が付いていたのではと指摘されている。 その後の報道で、4人の死亡が確認され、行方不明者は159人に上っており、現場では現地時間25日夜も懸命の捜索活動が進められているが、強い風雨のため、救助活動は難航している。英文記事 英文記事
コメント
一瞬でしたので、その会話はそこで広げられませんでした。
屋根工事中という事なので、以前から、雨水が浸み込んだり、雨漏りがしてたのでしょうと思われます。
阪神大震災でも結構潰れた。
大阪で起こった家屋の倒壊は、アホな業者の無茶な掘削工事が原因でしょう。