

2021年4月13日にチリ政府とブラジル政府は共同会見を開き、南米とアジア・オセアニアをつなぐ海底ケーブル敷設計画にブラジルが参加することを発表したと、4月19日報道されていた。その後の報道では、同計画には2021年1月にアルゼンチンも参加を表明し、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビアも参加について検討している。海底ケーブルを通じて、南米とアジア・オセアニア地域の近接化が期待される。参照記事 参照記事


海底ケーブルは米サブコム(SubCom:約40%、仏アルカテル・サブマリン・ネットワークス:”30%、NEC:”20%、が3強企業で、世界の市場の約90%を占めている。NECはアフリカと南米を結ぶルートなどアジア以外の事業も広げている。ファーウェイはもともと短距離中心で、近年は南米とアフリカを結ぶ長距離を手がけるなど存在感を高めていた。世界的排除に屈して2019年6月に海底ケーブル事業を売却すると発表したが、売却しても別の中国通信大手が事業を継続するとみられる。参照記事 英文記事 過去ブログ:2021年5月米国、日本、豪州が海底ケーブル分野で連携強化 中国排除