
2021年5月24日:ナイジェリアNigeria政府関係者らの話によると、大量虐殺、誘拐、残忍さで知られるイスラム主義の過激派テロ組織「ボコ・ハラム:Boko Haram」の指導者アブバカル・シェカウ:Abubakar Shekau容疑者は「イスラム国(IS)」系過激派組織「イスラム国西アフリカ県(ISWAP)」)との戦闘中に自殺した。
英文記事を基にした状況では、5月19日夕方、過去2016年に、当時アルカイダ系だったボコ・ハラムから分派したIS系ISWAPがナイジェリア北東部ボルノ州サンビサ森林地域Sambisa forest areaのボコ・ハラム司令部を襲撃し、指導者アブバカル・シェカウ一団を包囲した。一部警護兵らは降伏に同意したが、指導者アブバカル・シェカウは着ていた自爆ベストを爆破させ、取り巻きの兵士らを巻き込んて自殺したと報道された。

彼はボコ・ハラムの創設者Mohammed Yusufの死亡により、2009年から同組織のリーダーとなり、これまで5回ほど死亡説が流れていた。ボコハラムはこれまで、ナイジェリア北東部を拠点として4か国にまたがるチャド湖周辺地域Lake Chad regionで多くの村を破壊し数万人の住民を虐殺したと言われる。ナイジェリアの諜報機関が入手した電話による会話の記録によると、過激派らがシェカウ容疑者の死について話し合っていたという。以前、軍の情報筋は、シェカウ容疑者が同国北部で敵対する「イスラム国(IS)」系過激派組織との衝突で負傷したと語っていた。情報筋によると、同容疑者の息子は銃創を受け死亡した。参照記事 英文記事
2015年3月、テロ組織「ボコ・ハラム」グループはイスラム国(IS、旧ISIL)への忠誠を誓い、「『イスラム国』の西アフリカ州」に改名したとの記事もあるが、IS系になった後も「ボコ・ハラム」と「イスラム国西アフリカ県(ISWAP)」)の内部対立が在るようだ。
どちらも欧米の価値観に反旗を翻しているほか、国内全土で「シャリーア」(イスラーム法)の導入を主張しており、ニジェール、カメルーン、チャドなど、ナイジェリアの周辺国はボコ・ハラム系を敵視し、治安当局との間で今も交戦が続いている。 過去ブログ:2020年12月米軍撤退が招く世界情勢の悪化 アフガンで中国スパイも浮上 12月ナイジェリアでボコハラムに誘拐された学生344人救出 3月新型肺炎と過激組織 2018年6月アフリカのIS系組織がサヘル地域に勢力を拡大との警鐘
2021年6月17日:ボコハラムの最高司令官にバクラ・モドゥ(Bakura
Modu):右 が就いたことが確認された。モドゥ最高指揮官は、ボコ・ハラムの指揮官らに、対立する「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」の指導者アブムサブ・バルナウィ(Abu Musab al-Barnawi)師:左 の誘いに乗らないように呼び掛けた。ISWAPは、イスラム教徒の民間人を無差別に標的にし、女性を自爆要員として使う死亡したシェカウ容疑者のやり方に反発し、2016年にボコ・ハラムから分派した。英文記事 参照記事

