FireShot Webpage Screenshot #335 - '中台間で軍事的緊張 2021年4月10日:中国政府が台湾に対する軍事演習を強化する中、専門家は中国共産党が台湾侵攻計画を加速させていると警告する。台湾国防部によると、2021年3月26日に20機の中国軍機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に入った。

ErHyWDlVkAMylCK中国軍機には核兵器を搭載できるH-6K爆撃機4機、J-16戦闘機10機、Y-8対潜哨戒機2機、KJ-500空中早期警戒管制機などが含まれている。これは国防部がこれまでに報告した中で最大規模だった。

2020年1月に再選された台湾の蔡英文総統は、中国共産党の脅威に対して強硬な姿勢をとる一方、米国との協力を強化しており、中国の台湾に対する軍事行動はエスカレートしている。2020年、中国空軍が台湾の防空識別圏に侵入した回数は約380回で、1996年以来最高を記録した。2021年に入ってからも、中国軍機はほぼ毎日防空識別圏に侵入しており、台湾の東沙島付近では中国が無人偵察機を飛ばしている事も報告されている。

軍事行動と並行して、中国政府は台湾に対する脅迫発言を強めている。今年初め、中国の国防報道官は、台湾が独立を宣言すれば戦争をすると脅した。現地メディアによると、3月29日、台湾の防空識別圏に中国機が進入し、台湾の迎撃機の操縦士が空域から「出て行け」と警告すると、中国機のパイロットは「これは全て我々のものだ」と言ったという。

ZBD-05-1米国防長官室のサイバーセキュリティ政策・戦略・国際問題担当の元ディレクター、ジョン・ミルズ(John Mills)氏は大紀元に対し、中国の動きは台湾侵攻に備えた一連の予行演習の一環だと述べた。ミルズ氏は、今後2年以内に大規模な予行演習が行われると予測する。水陸両用上陸作戦の複雑さと、中国軍がこれまで敵地に強制上陸した経験がない事を考えると、こうした予行演習が必要だと彼は言う。同氏は、3年以内に侵攻が起こる可能性があると考えている。

20200514042402706台湾の中正大学(NCCU)戦略国際問題研究所の宋學文教授は大紀元に対して、中国政府の3月26日の防空識別圏侵入は、3月の米政府の動きへの反応だと述べた。米政府は3月、クアッド(日米豪印)の首脳会談、「日米2+2」会談、そしてアラスカで米中会談を行った。「この3つのイベントは、米中間には構造的な対立があり、外交交渉では解決できないことを示している」と彼は述べた。宋教授によると、中国は米国が対立を強めていると見て、3月26日に台湾の防空識別圏に大型機中隊を派遣し、軍事力を誇示したという。、、宋教授は、近い将来に米国と中国が、特に台湾が支配する南シナ海の2つの島(東沙島と太平島)を中心に、小規模な軍事衝突を起こすと予測している。参照記事 過去ブログ:2021年4月日本の変質に世界のメディアが注目と国家主義の横暴 3月米インド太平洋軍司令官が中国による台湾侵攻の脅威は深刻と 2月日米英豪の半導体同盟と中国の台湾進攻の現実味と日本の防衛 1月米空母艦隊南シナ海で「航行の自由作戦」展開 1月高まる中台間の軍事緊張と加速する両国の軍備強化と米国の介入 2020年12月台湾の軍備増強と米国による中国軍事力に関する年次報告書2020 7月台湾、日本の米戦闘機大量購入と中国の米国企業への制裁返し 6月台湾へ時代錯誤な恫喝を繰り返す中国の宗主国気取り 2018年3月米国の台湾渡航法にいらだつ中国の不寛容



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