
シリアのアリ・ガーニム石油鉱物資源相 Syrian Minister of Oil and Natural Resources Ali Ghanimは2020年8月24日、同国内でガスパイプラインが爆発し、停電が起きていると発言、初期調査によると、パイプラインは攻撃を受けたとみられると述べた。国営テレビ局イフバリヤが報じた。同テレビ局の映像によると、爆発したパイプラインは大規模な火災に見舞われている。映像 映像
爆発は首都ダマスカスの北東にある町Ad Dumayrと工業地区Adra(Adraa)の間で発生したという。同相は「初期調査によると、テロ攻撃だ」と述べた。パイプラインは南部の発電所Deir Ali power plant:右 にガスを輸送していた。すでに技術者が現場で作業を進めているという。国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、その後、電力相は停電が段階的に復旧しつつあると述べた。
シリアでは、これまでも内戦で反体制派がガスパイプラインを攻撃。2013年には多くの地域で停電が起きている。今回爆発したのは「アラブ・ガス・パイプラインThe Arab gas pipeline」。エジプトからヨルダンとシリア、レバノンにガスを輸送している。ガスパイプラインの爆発は、今回で6回目になるが、最近では、ダマスカス近郊への反政府側の直接攻撃は珍しい。参照記事 英文記事 英文記事
筆者の記録している過去ブログ:2013年12月アレッポ近郊の戦闘が激化 シリア では、2013年12月、アドラAdraでシリア政府軍と反政府軍の戦闘が激化し、反政府側の政府支持住民に対する虐殺があったと言われ、2013年の停電はこの時期だと思われる。国内経済の悪化から、最近シリアではアサド政権を非難する市民デモが南部で確認されている。過去ブログ:2020年8月シリアへ相反する米中の対応と中国の狙い 6月シリア国内の反アサド市民デモ報道とアサド軍の一部反乱? 2020年6月経済破たんのレバノンに執着する中国の狙いとゴーン氏の扱い 2014年1月アサド政権の残虐さの証拠写真が流出 シリア

