2020年08月13日  商業 経済 車、乗り物
687x293_frecciarossa日立製作所は2020年8月12日、イタリアの鉄道運営会社トレニタリアTrenitalia と、鉄道の高速車両「フレッチャロッサ(赤い矢)1000:FRECCIAROSSA 1000(Frecciarossa 1000 very high-speed (VHS) trains.:ETR 1000:イタリーでは国内車両識別番号が3桁までなのでETR400とも表記する)」を受注する契約を結んだと発表した。納入する車両「フレッチャロッサ1000」は、日立とボンバルディアが共同開発した車両で、イタリアの鉄道運行会社トレニタリア社に納入し、同社のスペインの子会社が運行するという。
日立製作所は、スペインで運行予定の高速鉄道23編成184両をイタリアの鉄道会社から受注し「カナダのボンバルディアとの共同受注で、受注総額は998億円、このうち日立の受注額は約600億円になる」と日本経済新聞が伝えた。2015年に日立とボンバルディアがトレニタリア社にフレッチャロッサ1000を50編成納品しており、営業最高時速360キロメートルの高速性と振動や騒音の少ない快適性、Wi-Fi設備や食堂車もあって評価が高かっため、2019年6月にも14編成の追加注文があったと指摘。このため今回の再発注になったと分析されている。
 2022年9月に最初の車両を納入し、2022年中にスペインで運行が始まる予定。ボンバルディは小型ジェット機のメーカーとして記憶している。どこまで国際分業が広がるのやら、、。日立はイタリーに、買収後高速鉄道車両製造用に立て直した鉄道車両メーカーを所有(2015年アンサルド・ブレダ Ansaldo Breda社を買収)している。映像記事

cfd288ca032074b28ca4cffda9e2e877Trenitalia-First-Class-25-880x440 日立とボンバルディアのグループ会社はイタリアで設計、製造する。フレッチャロッサ1000の1編成の全長は約200メートル、乗車定員は約460人で、営業最高時速は360キロ。同じモデルの車両は2015年にイタリアで導入されている。座席の写真はイタリアMilan ~Rome間のビジネスクラス:左とファーストクラス。 参照記事 英文記事 参照記事 英文記事と写真 映像 過去ブログ:2019年5月日立の新型車量英国東部での運転開始



nappi11 at 07:23│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2020年08月13日 10:12
日立の売上高は今まで約9兆円でしたが、2020年度は約7兆円の計画。先が見通せないと言っている大企業が多い中、何を成すべきかを明確にした。コロナ禍でも、トップが素早く具体的な目標を設定。どこかの組織とえらい違い。
日揮は、イラクのバスラ製油所近代化事業を約4000億円で受注したそうです(円借款)。一応明るい話ではあるが、イラクはどうなるのだろう・・・日揮はOKと考えていそう。

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