アメリカ・ニュージャージー州 New Jerseyで、連邦地裁のエスター・サラス判事Judge Esther Salasの夫と20歳の大学生の息子が銃撃された。アメリカの複数のメディアが報じた。サラス判事はニュージャージー州初のヒスパニック系女性の連邦判事で、ニューアーク連邦地方裁判所の判事を9年務めている。夫のマーク・アンデル氏Mark Anderlは刑事事件の弁護士だった。
容疑者は2020年7月19日午後5時頃に同州ノースブルンズウィック市にあるサラス判事の自宅を、フェデックスの宅配業者Dressed As FedEx Driver装って訪れ、玄関に対応に出たサラス判事の大学生の息子と、夫を銃撃した。息子が亡くなり夫は重体だ、とノースブルンズウィックのマック・ウォマック市長がABCに語っている。自宅の別の場所にいたサラス判事は無事だという。、、、参照記事 英文記事
、、、メキシコの暗殺ではよくあるパターンで、不謹慎だが、ミステリー映画の、遺産狙いの妻が夫の暗殺を殺し屋に頼んだと言うストーリーの映画を思い出した。
2007年12月13日、ニュージャージー州下院は44票対36票で死刑廃止法案を可決し、過去40年で米国で初めて死刑制度を廃止する州となっており、もしこの殺人犯が捕まっても最高刑は終身刑である。この時、アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union、ACLU)のJohn Holdridge氏は「死刑は、極めて不適正な公権力の行使であるだけでなく、市民権の究極的な否定だという強いメッセージを人々に伝えるものだ」と語り、法案成立を歓迎した。参照記事
、、、筆者は、憎むべきは犯罪であり、死刑制度ではないと思うのだが、死刑は、極めて不適正な公権力の行使なのだそうだ。つまり、死刑制度を容認するのは反社会的だと言われてしまうのだ。公権力が委縮し犯罪が蔓延したとき、あるいは公権力と犯罪者への罰則とのバランスが崩れたとき、メキシコの様になりはしないか?メキシコではすでに、メディアが犯罪組織を非難する事さえためらう状況になっている。誰でも殺されるのを恐れるが、犯罪者は殺される前に相手を殺し、死刑廃止のメキシコで公権力に捕まっても殺されることは無い。その結果、復讐を恐れる警官は、正当防衛を盾に犯罪者を処刑する。この傾向は米国でも多いと言われ、市民は市民で、より殺傷力のある銃の購入に走っている。自由の国と自賛するのはいいが、何か進む方向が間違ってはいまいか? 米国では、ある地方判事の夫と母親が2005年に殺害されてから、各判事の自宅のセキュリティーを強化する予算が設けられた。参照記事 メキシコが死刑廃止に踏み切った裏話に、復讐が怖くて、判事の誰も死刑宣告を出さなくなったからだという。 過去ブログ:2020年7月メキシコの犯罪組織CJNG、挑戦的映像を流す
容疑者は2020年7月19日午後5時頃に同州ノースブルンズウィック市にあるサラス判事の自宅を、フェデックスの宅配業者Dressed As FedEx Driver装って訪れ、玄関に対応に出たサラス判事の大学生の息子と、夫を銃撃した。息子が亡くなり夫は重体だ、とノースブルンズウィックのマック・ウォマック市長がABCに語っている。自宅の別の場所にいたサラス判事は無事だという。、、、参照記事 英文記事
、、、メキシコの暗殺ではよくあるパターンで、不謹慎だが、ミステリー映画の、遺産狙いの妻が夫の暗殺を殺し屋に頼んだと言うストーリーの映画を思い出した。
2007年12月13日、ニュージャージー州下院は44票対36票で死刑廃止法案を可決し、過去40年で米国で初めて死刑制度を廃止する州となっており、もしこの殺人犯が捕まっても最高刑は終身刑である。この時、アメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union、ACLU)のJohn Holdridge氏は「死刑は、極めて不適正な公権力の行使であるだけでなく、市民権の究極的な否定だという強いメッセージを人々に伝えるものだ」と語り、法案成立を歓迎した。参照記事
、、、筆者は、憎むべきは犯罪であり、死刑制度ではないと思うのだが、死刑は、極めて不適正な公権力の行使なのだそうだ。つまり、死刑制度を容認するのは反社会的だと言われてしまうのだ。公権力が委縮し犯罪が蔓延したとき、あるいは公権力と犯罪者への罰則とのバランスが崩れたとき、メキシコの様になりはしないか?メキシコではすでに、メディアが犯罪組織を非難する事さえためらう状況になっている。誰でも殺されるのを恐れるが、犯罪者は殺される前に相手を殺し、死刑廃止のメキシコで公権力に捕まっても殺されることは無い。その結果、復讐を恐れる警官は、正当防衛を盾に犯罪者を処刑する。この傾向は米国でも多いと言われ、市民は市民で、より殺傷力のある銃の購入に走っている。自由の国と自賛するのはいいが、何か進む方向が間違ってはいまいか? 米国では、ある地方判事の夫と母親が2005年に殺害されてから、各判事の自宅のセキュリティーを強化する予算が設けられた。参照記事 メキシコが死刑廃止に踏み切った裏話に、復讐が怖くて、判事の誰も死刑宣告を出さなくなったからだという。 過去ブログ:2020年7月メキシコの犯罪組織CJNG、挑戦的映像を流す