4bpv0ba207dcae1b5cp_800C4502020年5月31日:米中間の貿易摩擦や、最近の米国の「香港国家安全法」への干渉やコロナ対策での中国非難が相次ぐ中、韓国国防部と在韓米軍が29日早朝、慶尚北道星州(キョンサンブクド・ソンジュ)の在韓米軍高高度防衛ミサイル(THAAD)基地内に装備と物資を運ぶ「奇襲」輸送作戦を終えた。現在、在韓米軍がTHAAD基地に配備したミサイル発射台は計6台。ロイター通信によると、中国外務省は2020年5月29日金曜、「わが国は韓国領内へのTHAADの配備に反対であり、このミサイル防衛システムは撤去されるべきだ」と表明した。また、「韓国領内へのTHAAD配備は、地域にとって危険だ」とした。在韓米軍THAADは現在、臨時配備状態だ。一般環境影響評価の後、最終配備を決めるというのが韓国政府の立場だ。中国が29日に反対表明を出したことは、中央日報日本語版は一切報じていない。

f90b76dfこのミサイル防衛システムの配備地域の住民らは、これまでに何度もこのシステムの配備に抗議し、その撤収を求めて、韓国内親北左派も反発している。さらに、北朝鮮も韓国へのこのミサイル防衛システム配備に抗議しているが、アメリカと韓国は、2016年7月に韓国領内へのTHAAD配備をめぐり文政権と合意している。

da63eccf中国政府の基本的見解は「双暫停」で、これは、「北朝鮮は核・ミサイル開発の挑戦をやめ、同時にアメリカは米韓合同軍事演習を暫定的に停止して話し合いのテーブルに着け」という「米朝方が定的に止せよ」の省略語だとニューズウィーク紙が過去に解説しており、韓米の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」配備合意に中国は、「半島問題に乗じて中国の権益を犯すいかなる企てにも断固反対する」としていた。今回改めて過去の米韓合意に踏み込んだ非難声明を出したが、現在世界から叩かれづくめの中国としては、何か米国向けに言わざるを得ない状況なのだろう。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2020年5月EUは結束して中国への警戒を強める方向と「香港国家安全法」 5月北の核兵器放棄求める米国と、核開発に消えた韓国の39億ドル 2019年12月中国・王毅外相の恐喝に身をすくめるだけの文大統領 2018年5月追記:THAAD配備で苦境のロッテマート全店撤退 中国 2017年11月無知と品の無さで米国をもてなした韓国 8月米国、北朝鮮の発射場への先制攻撃計画準備に入る



nappi11 at 00:18│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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