2019年10月27日:ニューズ・ウィークがアメリカ軍関係者などの話として報じたところによると、26日、アメリカ軍がシリア北西部のイドリブ県Idlibで極秘作戦を行い、「イスラム国」の指導者バグダディIS
leader Baghdadi 、Abu Bakr
al-Baghdadi容疑者を殺害したという。トランプ大統領は1週間前に作戦を承認していたと報じている。バグダディ容疑者をめぐっては今年9月、音声メッセージが公開され、戦闘員らにジハード(=聖戦)を続けるよう呼びかけていた。イラク情報部は9月、バグダディはシリア西部にいると公表していた。今回の報道に先立ちトランプ大統領はツイッターに「非常に大きな事が今、起きた!」と書き込みその後、ホワイトハウスが「日本時間の午後10時に大統領が『主要な声明』を発表する」と明らかにしているが具体的な内容には触れていない。これについて、クルドSDFの司令官も談話を出し、歴史的作戦の成功は米国との情報の共有の結果だと語った。CNNは、バグダディBaghdadi容疑者が米軍特殊部隊の襲撃に際し自爆ベストで自爆死した可能性を報じている。米国は
バグダディBaghdadi容疑者に、2500万ドル約27億円の懸賞金をかけていた。 参照記事 英文記事 英文記事 英文記事 過去ブログ:2019年10月イラク・シーア派への爆弾テロ多発 バグダディはシリア西部? 4月IS指導者バグダディがビデオで犯行声明?>政府はISの関与否定
2019年10月28日:複数の記事によれば、兵員を乗せ、イラクのエルビルErbilから飛び立った米軍の CH-47ヘリコプター8機、軍用機、地上部隊が10月27日未明に作戦を行い、シリアのトルコ国境に近いイドリブ県
Idlib provinceのイドリブ市北部バリシャ村 village of Barisha
にある住宅などを急襲し9人を殺害した。米軍はバグダディ容疑者と副官とみられる男のほか、男性3人と女性3人の遺体も回収したという。
2時間に及ぶ作戦で米軍に犠牲者は出なかったとしている。米軍とともに参加したクルド人主体のシリア民主軍(SDF)の司令官は、作戦は成功したと言明した。
英国に拠点を置く民間団体のシリア人権監視団は、急襲で女性2人、子供1人を含む9人が死亡したことを明らかにしたが、バグダディ容疑者が含まれているかどうかは確認していない。

目撃者によれば、銃撃や爆発の音が響き、跡には破壊された家やテント、複数の車両が確認され、車の中には2名の遺体があった。この作戦中に、バグダディ容疑者は自爆死したとされる。
NHKによれば、アメリカのトランプ大統領
は27日朝、日本時間の27日夜10時すぎにホワイトハウスで演説し、アメリカ軍の特殊部隊がシリア北西部のイドリブ県で過激派組織ISの指導者を標的にした作戦を実施し、バグダディ容疑者が死亡したと発表した。大統領は、住宅の下にあったトンネルに逃げ込んだバグダディ容疑者を、「(米軍の捜索犬K9)イヌがトンネルの行き止まりに追い詰め、そこで彼がベストを爆破させ、3人の子供(息子)とともに死亡した」と述べた。トランプ氏は、作戦の成功に関し、シリア、イラク、ロシア、トルコ政府、並びにクルド軍Syrian,
Iraqi, Russian, and Turkish governments as well as Kurdish forcesに感謝を述べている。攻撃映像 トランプ氏表明映像

作戦を映像で見ていたのか大統領は「彼は臆病者のように、泣き叫びながら死んだ He died like a coward: whining, crying, screaming, 」と、バグダディの最後を言い表したが、これは彼の創作のようだ。作戦には、米軍のデルタフォース、レンジャー部隊からの50~70人が参加し、イラクのエルビルErbilから8機のツインエンジン搭載の大型ヘリコプターが兵員を乗せて出撃した。IS側からの銃撃を受けたが、IS側兵員や、その仲間は殺害され、攻撃は2時間で終了した。二人の妻と息子3人を道連れにしたバグダディの自爆で、逃げ込んだトンネルは崩壊した。しかし、妻たちの自爆ベストは爆発しなかったとの報道もある。英文記事 参照記事

ロイター通信はイラク当局者の話として、バグダディ容疑者は家族をトルコ国境方面へ退避させようとして見つかり、護衛と共に死亡したと報じた。写真下は、攻撃で完全に崩壊した住居の跡と崩壊前の空撮写真。 英文記事 英文記事 英文記事 参照記事NHK 英文記事 参照記事 英文記事 英文記事と映像
トランプ米大統領は27日、エクソンモービルを含む米石油メジャーにシリアで油田操業を担わせる可能性に言及した。これについて法律やエネルギー業界の専門家からは違法で非倫理的などという批判の声が上がっている。トランプ氏はシリアでの米軍特別部隊による軍事作戦に関する記者会見で「エクソンモービルあるいは他の米国の偉大な企業にシリアで適切な形で事業を担わせ、富を拡散させる可能性を念頭に置いている」と表明した。、、元米中央情報局(CIA)分析官で米有力シンクタンク、ブルッキングス研究所のシニアフェロー、ブルース・リーデル氏は「法的に疑わしい動きというだけでなく、中東地域や世界に対し、米国が石油を盗むつもりだというメッセージを送ることになる」と批判した。過去ブログ:2019年10月トルコの強制移住に非難の中、米は油田地帯防衛強化 IS指導者は自爆? 英文記事 参照記事
コメント
最近、ジブラルタルで拿捕されたイランのタンカーは200万バレル積めるとか。アサドは喉から手が出るほど欲しい。結局、全量届いたとの噂もある。
フセインの場合は自分の石油、今回は他人の物。フセイン以下になる。イラクのクルドが精製するのだろうか。盗掘の一味になるが。
まあー、中東戦争の時も、イスラエルにアラブの石油が渡っていたそうなので、何でもありの世界ではある。アラブの石油で動くイスラエルの戦車にボコボコにやられた。


出てくる物の処理に困るなら止めてしまえば良いのに・・・将来の所有者(一番可能性が高いのはアサド?)のために設備を維持しておいてやろう、か。アホな・・・クルドのためか、トランプのポケットか。せこい話に思えるが、金に対するトランプの執着心は異常だから。