ラッド氏はツイッターでの声明で「EUとの合意を結びEUを抜けることが政府の主要な目標であると、もはや信じることができない」と辞任の理由を説明した。そして3日の下院採決で保守党の党議拘束を破り造反した21人の議員を、党が党籍剥奪(はくだつ)の厳しい処分としたことについて、「良識と民主主義への攻撃」と批判した。ラッド氏はEUと合意を結び円滑に離脱するよう求める穏健派だ。英文記事 参照記事 ラッド雇用・年金相は2019年2月、当初予定の3月末の離脱に対し、ガーク司法相、クラーク民間企業相と共に延期を訴えた英3閣僚の一人だ。
、、、このままだと、合意なき離脱も、改めて民意を問う総選挙も出来ずに10月31日を迎える可能性があり、国政が壊滅状態になるのでは?ジョンソン氏はすでに8月28日、野党法案の審議時間を短縮するために、9月9日の週から約1カ月後の10月13日まで議会を休会する方針を決定し、さらに、アイルランドの問題もくすぶり続け、保守派からは、ジョンソン氏の辞任を求める声も出ている。ジョンソン氏は、再延期をもとめるなら、のたれ死んだ方がまし(辞任)だと語っている。論理的にはジョンソン氏の辞任への流れだが、英国記事で今後の予想を読んでも、その先は誰も明言できない、お手上げ状態に見える。まるで英国全部を「ロンドンスモッグ」(Great Smog)が包んだかのようだ。 参照記事 過去ブログ:2019年9月英のEUからの「合意なき」離脱と英トヨタ>EUへ再延期要求? ロイターニュース映像2019/9/9 参照記事:メイ首相を辞任に追い込んだアイルランド国境問題
2019年9月10日:英下院は10日、ボリス・ジョンソン首相が求めた解散総選挙の提案を再度否決した。 英議会は今後、5週間閉会する。閉会は、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)を阻止しようとする議会の動きに対抗してジョンソン首相が決定したもの。同首相はこの措置に対する批判を受けている 。 同首相は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を10月31日から延期する法律が成立する中でもなお、31日離脱の意向を維持している。 7月に就任したジョンソン首相はアイルランドのレオ・バラッカー首相との初会談で、合意を結んだ上でのブレグジットを模索していると言及。ただし複数の案に触れつつも、どのようにそれらを実現させるかは明らかにしなかった。参照記事 参照記事:ジョンソン新政権でもアキレス腱の北アイルランド問題
2019年9月11日:イギリス議会は10日、ボリス・ジョンソン首相の要請により5週間の閉会となった。閉会式では、閉会に反対する野党議員がジョン・バーコウ下院議長の周りに集まって「Silenced(黙らされた)」と書かれた紙をかかげたり、与党・保守党議員に「恥を知れ」と叫んで抗議した。また、閉会後も議場に残った議員が、ウェールズの聖歌やスコットランド愛国家、労働党の党歌を歌う場面もあった。議会は10月14日に再開する。参照記事
2019年9月12日:ボリス・ジョンソン英首相は、10月の「ハード・ブレグジット(EUとの完全決別)」の実現を目指しているが、多くの英国政治家や国民は、ハード・ブレグジットでは英国経済・社会へ与える影響が強すぎる懸念があるとしてジョンソン首相の方針に反対している。だが、振り返ってみると、メイ前首相が退陣を余儀なくされたのは、EUとの関税協定は維持するなどの「ソフト・ブレグジット」路線が生ぬるいと考えた保守系議員が多数を占めたためであった。ニュース(特に日本の)は、いかにも圧倒的多数がブレグジット自体を反対しているような論調で報道しているが、ブレグジット自体の見直し論は少数派である。参照記事 過去ブログ:2016年6月英国のEU離脱と日本の政治家が見るべき点
コメント
田舎 雨 屋根はぐて 雨 洗えていいよねーー なんて
自然のなすこと 仕方 ないですね
そう兄弟仲が最悪だったポッポ鳩山を思わせる惨状。w