スーダン・ハルツーム（ＣＮＮ） スーダンの首都ハルツームKhartoumで2019年６月30日、数万人が参加する大規模なデモが行われ、少なくとも７人が死亡した。スーダンでは６月上旬に民主化を求めるデモに対して強制排除が行われたが、今回のデモは、これ以降で最大規模のものとみられる。暫定軍事評議会は30日早くに、少なくても市民5人、政府側ＲＳＦメンバー3人が狙撃され死亡したと発表している。
保健省はデモの最中に１８１人が負傷したと明らかにし、けが人のうち２７人が銃によって負傷した。医師グループのＣＣＳＤによれば、重体に陥っている負傷者の多くは暫定軍事評議会の民兵の発砲によるものだという。暫定軍事評議会はバシル大統領失脚後、国のかじ取りを担っている。参照記事 英文記事 英文記事と映像 過去ブログ：2019年6月常に殺戮がつきまとうスーダン情勢 100人以上が殺害される
、、すでに100人以上が殺害され、多数が治安部隊に強姦されたというスーダンで、これまではガス弾だったが、ＲＳＦが市民へ実弾の発砲を始めたようだ。ＲＳＦ：Rapid Support Forcesはスーダン政府情報部傘下の治安特殊部隊で、このメンバーは 民兵組織「ジャンジャウィード：Janjaweed」の兵士で構成されているといわれる。スーダン市民の一部では、現在の軍事評議会を実際に操っているのはＲＳＦを掌握するMohamed Hamdan Dagaloではないかと噂され、この男は、世界を震撼（しんかん）させたダルフール（Darfur）地方での残虐行為（2003～2004年）を実行した、当時スーダン政府が支援した民兵組織「ジャンジャウィード（Janjaweed）」の元構成員か指揮官だったといわれている。こんな物騒な男が軍事評議会でＮｏ,2といわれている。
