
燃費規制について、メーカーは個別の車種ではなく、出荷した台数の平均で達成する必要がある。達成できない場合は、100万円以下の罰金が科されることがある。現在各社はEVやPHVなどの開発に注力。大手各社にとっては新規制の達成はそれほど難しくないとの指摘もあり、各社の状況に配慮して設定された感も否めない。
政府が2011年にまとめた現在の基準では、2020年度までに今の燃費測定方法で1リットルあたり20・3キロ(新基準の測定方法で17・6キロ)の走行距離を求めている。ハイブリッド車(HV)など低燃費車の普及で、すでに前倒しで達成されたため、厳しい基準をつくってさらなる二酸化炭素(CO2)排出量の削減を進めることにした。求められる燃費は現在の基準からは44・3%向上することになる。これまでの対象はガソリン車やHVが中心だったが、新たに、今後出荷台数が増えると見込まれるEVやプラグインハイブリッド車(PHV)も加える。参照記事 参照記事