2019年06月05日  車、乗り物 商業 経済
Screenshot(5)国土交通省経済産業省2019年6月3日、自動車の燃費規制を厳しくする新たな基準案をまとめた。2030年度を目標とし、ガソリン1リットルあたりの走行距離を平均で25・4キロ以上になるよう自動車メーカーに義務づける。2016年度実績より燃費を32・4%向上させる必要がある。新たに電気自動車(EV)も同じ基準の対象に加え、「低燃費」となるEVの普及を促す。この日あった両省合同の有識者会議に案を示し、了承された。今後広く意見を募った上で、今年度中に正式に決定する見込みだ。
燃費規制について、メーカーは個別の車種ではなく、出荷した台数の平均で達成する必要がある。達成できない場合は、100万円以下の罰金が科されることがある。現在各社はEVやPHVなどの開発に注力。大手各社にとっては新規制の達成はそれほど難しくないとの指摘もあり、各社の状況に配慮して設定された感も否めない。

 政府が2011年にまとめた現在の基準では、2020年度までに今の燃費測定方法で1リットルあたり20・3キロ(新基準の測定方法で17・6キロ)の走行距離を求めている。ハイブリッド車(HV)など低燃費車の普及で、すでに前倒しで達成されたため、厳しい基準をつくってさらなる二酸化炭素(CO2)排出量の削減を進めることにした。求められる燃費は現在の基準からは44・3%向上することになる。これまでの対象はガソリン車やHVが中心だったが、新たに、今後出荷台数が増えると見込まれるEVやプラグインハイブリッド車(PHV)も加える。参照記事 参照記事



nappi11 at 03:00│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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