中国共産主義青年団と中国共産党は、社会的ランキングシステムを開発した。このシステムは、孔子が説いた公正な人間の5つの得である「仁(慈悲)」「義(正義の追求)」「礼(慣習の踏襲)」「智(思慮深さ)」「信(誠実)」にもとづきランキングする。このシステムは、来年から18歳から45歳の約4億6千万人の中国の全国民を対象に実施されると、香港の「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」紙が報じた。
中国国民は、アプリ「ユニクタウン(Unictown)」 を使って自身の社会的評価を確認することができる。640ポイント以上を収集することで、例えば、 仕事の申し込みやアパート賃貸、 ビザや結婚の手続きでの優先権といった特典へアクセスすることが可能となる。ランキングが低いことでペナルティが課せられることはなく、 利用者自身が特典へのアクセスを得るために、 自らの行動の改善を望むようになると考えられている。、、参照記事
a560adec-s中国での「儒教社会主義」の復活や運動は10年以上前から言われて久しいが、「仁、義、礼、智、信」が社会通念として根付くのはそう簡単ではないだろう。何よりも、中国共産党自身が「仁、義、礼」を失しているからに他ならない。過去ブログ:2008年12月儒教社会主義をめざす中国?
彼らは過去の文化大革命の頃、孔子の儒教思想を徹底的に批判し、多くの儒教学者を迫害した。今度は孔子の教えをアプリで自己評価し、それをもって自分の社会的評価をアピールして就職や結婚にまで利用しようとしている。孔子が生きていれば怒り心頭だろう。この実利主義的行いが、孔子の「智、信」に欠けるからだ。

nappi11 at 01:00│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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