2018年5月9日に、選挙により新政権誕生で93歳で再び首相となったマレーシアのマハティールMahathir首相は2018年5月28 日、クアラルンプール近郊で記者会見し、同国とシンガポールを結ぶマレー半島高速鉄道計画の廃止を決めたと明らかにした。「有益ではない。多大な費用がかかり、全くもうからない」と理由を説明した。2016年の中国からの同国への直接投資は、「一帯一路(One Belt One Road)」の名の下、前年比約7倍に急増(日本貿易振興機構調べ)。過度に中国へ依存した前ナジブNajib政権から、大きく軌道修正を図るとみられる。
同氏は、東海岸鉄道(ECRL)事業について、中国と契約条件の再交渉を行っていると、5月28日付のマレーシアの経済誌エッジに語った。ECRL計画は、タイ国境近くから、中国が開発を進める東海岸クアンタン港を経由し、西海岸のクラン港まで全長約690キロを結ぶ。2017年8月、着工した。過去ブログ:2016年12月あくどい商売の裏に中国ありき タイ マレーシアマハティール氏によると、総額550億リンギット(約1兆5千億円)の事業費は、融資する中国輸出入銀行から、受注した中国交通建設に直接支払われ、マレーシア側は一度も引き出していない。支払いは出来高でなく計画ベース。利息も含むと、中国への債務は920億リンギット(約2兆5千億円)に。前政権(ナジブ Najib政権、ナジブ首相一族と華僑系大富豪ジョー・ローによる多額不正疑惑発覚)が続いていれば「国は破綻していた」と、これまでの親中国政策を非難している。
上記の計画に並行してマレーシア政府は、全長350キロのクアラルンプール~シンガポール高速鉄道(Kuala Lumpur–Singapore:HSR=High Speed Rail)計画をシンガポール政府と既に2016年7月19日合意しているが、この計画についても28日廃止を表明しており、計画廃止には違約金がかかるとして「(シンガポール政府
と)話し合わなければならない」と語った。この高速鉄道はクアラルンプールとシンガポール間を約1時間半で結ぶ計画。日本は新幹線方式での受注を狙い、中国と激しく競っていた。
同首相は記者団に、「巨額の費用がかかり、この事業からわれわれは何の利益も見込めない」と語り、「高速鉄道に乗っても1時間節約できるだけだ」と指摘した。しかし中国にとってこの路線は、中国内陸部の雲南省・昆明から、ラオス、タイ、マレーシア、シンガポールまでの中国・ASEANを結ぶ「一帯一路」戦略の起点となる重要路線なだけに、ショックは大きいと言われている。
米国務省の政策立案のためにハーバード大学の研究者が2018年3月にまとめた論文は、中国の「債務帳簿外交debtbook diplomacy」の危険にさらされている16カ国を指摘:左。マレーシアのほか、フィリピン、カンボジア、ラオス、タイなど、東南アジアの国々が、リストの一角を占めるという。筆者が思うに、アフリカ諸国、南米諸国などを含めれば、16カ国というのは余りにも中国に遠慮した見方ではないだろうか? ハーバードも侵食されたか? 2017年8月、中国系企業からの3億6千万ドル(約390億円)のハーバードへの巨額寄付が問題化していた。 参照記事 参照記事 参照記事 英文記事 英文記事 英文記事 参照記事 参照記事:「中国債務のわな」の連鎖 一帯一路戦略に見直しの必要性 過去ブログ:2018年4月IMF専務理事が北京で一帯一路構想に警告と非難 2013年9月日本の機関車、異国で第二のお努め ミャンマー 2012年10月加速するミャンマーの中国離れと日本の接近 2011年10月「中国の勝手は許さない!」とミャンマー国民が中国に反発
コメント
借金のカタに99年の港湾等のインフラ借上げの手口。w
で、何を思ったか朝鮮半島もお得意の「人の物は俺の物」な「核心的利益」主張で自国領土宣言中。w
略
記事によると、ロイター通信は「王副主席が25日にロシア・サンクトペテルブルクで開かれた経済フォーラムで『朝鮮半島の安全保障は中国の核心的な利益と関連がある』とし、『いかなる場合も中国は朝鮮半島で戦乱が起きることを許さない』と述べた」と報じた。
中国は「核心的な利益(core interest)」との単語を、台湾や南シナ海など譲れない領土主権を意味する言葉として使用してきた。もし王副主席の発言が事実なら、中国が朝鮮半島を自国領とみていることになる。またシンガポールの聯合早報も同報道を引用し「習近平(シー・ジンピン)政権の最高位人物が朝鮮半島問題を中国の核心利益と表現したのは異例のこと」と伝えた。その上で「中国が朝鮮半島における影響力の拡大をはっきりと示した」と説明した。同内容は一部の韓国メディアでも報じられ、大きな波紋を呼んでいた。
しかしその後、日本経済新聞が「実際の発言は『朝鮮半島問題が中国の利害に密接に関係している』だった」と報じた。通訳者のミスだったという。同社は「中国が北朝鮮との関係改善を通じて朝鮮半島情勢における主導権を握ろうとする状況で、通訳者が王副主席の発言を積極的に解釈したのではないか」と指摘したとのこと。以下略
朝鮮日報日本語版 5月28日
お気の毒に朝鮮半島は借金のカタどころか、タダでふんだくられてる模様。w
逆キレされて無駄足を踏むという事をよ~く理解してるだけでは?w
泳がせて・・無理させて・・足をすくう・・。
マレーシア人事には・・海賊国家のなが~~い手がドコからか・・とか?
シンガポールを見てるよねw

