
イエメンでは2014年、イスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装組織「フーシ派(Huthi)」が首都サヌア(Sanaa)を掌握。国際的に承認された暫定大統領の復権を目指し、サウジアラビア主導の連合軍が2015年3月に介入して以来、これまでに1万人近くが死亡している。右記のイエメンYemenの戦況図2つを見比べても、大きな変化は無い様に見えるが、サウジ支援の政府軍側がイラン支援のフーシHouthiに対し優勢な報告が多い中、全土的な食料危機や、特にフーシ支配地域で発生しているコレラ感染が下火になったとの報告も特にされていない。
フーシとサウジの間では、互いにミサイル攻撃と迎撃を繰り返し、フーシと政府軍(イエメン軍)側の間で、停戦協定の協議もされているとの報道もあるが目だった進展の報道は確認できない。イエメン軍が北部サーダ県Saadaへ進撃し、一部地域を包囲したとされるが、詳細は不明。しかし、フーシ派の拠点がある北部地域へ、サウジ地上軍が侵入を試みているのは幾度か確認されているので可能性は高い。左はフーシの迎撃 参照記事 参照記事
フーシ側が行き詰っているのは明確だが、政府側地域でも保健機関、教育機関、非営利団体の職員をはじめ、19か月間給与を受け取ることができていない職員に対し、一刻も早く支払いが行われるよう要請されたとの報告があり、フーシ側での職員給与の支払い状況は更に深刻だとされている。報告書では、「以前は95ドル(約10500円)だった最低賃金が、45ドル(約5000円)にまで下がった。一方、給与の未払いにより、600万人を超える人々が極度の貧困に陥っている。正統な政府とフーシ派はこの人道悲劇の責任を取るべきである。」と経済調査情報センターが述べた。参照記事 国連は、人道支援を優先すべきだとして、対決する双方へ停戦を促しているが、サウジとイランの代理戦争となった現状では、全てはこの2国の思惑次第だろう。過去ブログ:2018年3月サウジは米露を操り、イランとの軍拡競争に走るのか? 2018年1月イエメンの戦況は3つ巴 暫定政府内で分離派が武装蜂起 2017年11月体制の近代化と粛清の嵐 サウジアラビア 6月国家崩壊寸前のイエメン
コメント
2. Posted by 甲東 2018年06月11日 21:23
近々、UAE軍主導でホデイダを再攻撃するという噂がある。本当だろうか。どうせ人数的には外人部隊のはず。そうか、イスラエル、アメリカの退役軍人がわんさか参加したか。
近々サウジ皇太子は、ロシアにサッカーを見に行くとか。本当か・・・
近々サウジ皇太子は、ロシアにサッカーを見に行くとか。本当か・・・


何かあったのかなー。自分も一緒に作ったから賛成表明を忘れているのか。
イエメン問題も、サウジvs.イランではなく、アメリカvs.イランに格上げでは。業を煮やしたUAEが、待ってられるかいとソコトラ島に乱入したかも。北朝鮮で中途半端なことをしてくれるなよ。