accuweather.brightspotcdn.com5392南米コロンビアColumbia(Colombia)で、同国最大規模(40億ドル約4430億円の大事業で、9月には一次工事が完成の予定だった)の水力発電所Hidroituango dam ( Ituango Dam)プロジェクトの建設中のミスによるダムからの出水の様子が動画に収められた。YOUTUBE映像 別記事と映像 現場は同国北西部アンティオキア県イツアンゴ地区 Ituango、 Antioquia provinceで、動画には塞がれていたトンネルから吹き出す大量な水から人びとが逃げている様子が映っている。

presa-rios-vivos-675x1200665003303s現地メディアの報道によると、カウカ川Cauca riverの排水トンネルが遮断されてオーバーフローした貯水が流れ出たことを受けて、ダム下流で数万人が避難した。すでに水位の増したダム上流では600人ほどが家を失い、2本の橋が崩落、2棟の学校と病院が倒壊した。アンティオキア県の知事は14日月曜日、事故を「国家的な災害」だと呼んだ。参照記事 英文記事 英文記事

他の記事等から推察すると、トンネルから放水側への出水は2018年5月12日に起こり、その後修復工hidroituango-2-efe-900x485事が行なわれているが、建設会社のCEOと州知事は17日、今後の雨の量などでダム自体の崩壊の可能性のある事を認め、ダムが崩壊した場合、下流に高さ26mのツナミが発生し、11万3千人の住民が家を失う可能性があるとしている。

原因調査の中で、コロンビアの元請電力会社EPMが、違法にブラジルの会社2社に発注していた事実も浮上し、この2社は現在汚職容疑で捜査を受けている。元請は、貯水側で起きた土砂崩れが原因としているが、ダム自体の崩壊が心配される中、詳しい調査はまだ行なわれていない。3月末から4月に掛けての大量の降雨による貯水量の急激な増加や、排水トンネルの崩壊、水量調整の人為ミスなども原因と言われている。 英文記事 英文記事 英文記事 現地記事

2018年5月20日:20日の記事によれば、貯水側に流れ込んでいるカウカ川の水を、ダムを迂回して放流するトンネルが土砂崩れで埋まり、ダムの水位が上がってダム崩壊や一部決壊の危険があると説明されている。全体ではすでに12万人に避難勧告が出され、現在までは死傷者は出て居ない。元請の土砂災害が原因とする説明に対し環境団体は、開発で伐採された大量の材木が放置され、それらが河に流れ出てダムを迂回する放水トンネルを遮断する原因となったと開発会社を非難している。上流域でも水位が上がって川岸の住民に被害が出ている。映像では、一部のオーバーフローした貯水が流れ出てるが、決壊などが起きれば下流が大災害を受けるため、開発会社は復旧対策や被害住民への国際的な支援を求めている。別記事では、ダム上流の水位を下げる方法を模索したがそれに失敗し、下流域に警告を出す事もできない内に下流に大量の水が流れ出たと説明され、さらにダム自体の耐久性に問題があるという状態のようだ。参照記事 参照記事

0_sisgeo_ituan2018年5月25日:隣国ベネズエラのメディアによれば、依然としてダム決壊の可能性は去っていない状況で流域住民への避難警告は撤回されていない中、ダム建設で流れの変わったカウカ川を元に戻せと言う地域住民の声が高まっている。ダムはまだ建設中だが、計画段階から川1_sisgeo_ituaの流域の住民からは、環境破壊と災害への懸念からダム建設反対の声が多かったと指摘されている。これまでに避難した住民は、少なくても25000人と言われている。参照記事 写真はダム建設着工時の渓谷の様子で、渓谷をせき止める様に出来上がるダムの高さは最終的に225mで、コロンビアで最大の規模となる。



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