5ab3d35d1f0000270616b2b0タイム誌最新号の表紙を、5人の高校生が飾った。彼らは、2018年2月14日に起きたフロリダ州・パークランドの高校銃乱射事件を生き延びた生徒たちだ。少なくとも17人が死亡し、けが人は20~50人にのぼるとみられる。

pri_69327518com_cnt_media元生徒の実行犯ニコラス・クルス(Nikolaus Cruz、Nikolas Cruz容疑者は警察に確保された。

彼らは今、相次ぐ銃犯罪にうんざりし、アメリカで銃規制を求めるムーブメントを起こしている。彼らが計画した、銃規制を求めるデモ行進「マーチ・フォー・アワ・ライブス(私たちの命のための行進)」は、3月24日にアメリカ全土で実施され、NBCニュースによると、主催団体は首都ワシントンで約80万人が集まったと推計した。全米では100万人に達し、米国での銃規制を求めるデモとしては過去最大規模とみられる。

TIMEの表紙に書かれているメッセージは「ENOUGH. (もう沢山だ!)」というひと言。5人の真ん中で腕を組むエマ・ゴンザレスEmma Gonzalezさん(18歳、女性)は、銃所有権を強力に推進する圧力団体「全米ライフル協会(NRA)」から巨額の寄付金を受け取っている政治家たちを「恥を知れ」と一喝し、世界的な注目を集めた。いまや銃規制運動の「顔」となっている。参照記事 英文記事

com_cnt_media「ボイス・オブ・アメリカ中国語版」(2月21日付)などによると、今回の銃乱射事件では中国製のAR-15ライフルが使用された可能性が高いという。アメリカでは近年、安価な中国製の銃がまん延しており、毎年10万丁以上の民間用の銃が中国から輸入されているという。米政府は武器輸入に関して厳格な規制を設けているが、中国は「規制外」となっている民間用の銃のみを輸出し、規制を免れているという。参考記録映像:通販で500ドルの中国製AR-15購入

0302_002米アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局(ATF)によると、2016年に約14万丁の散弾銃(ショットガン)が中国から輸入されたいう。さらに13年に中国から輸入された約23万丁の銃のうち、4,000丁あまりは殺傷能力の高いライフル銃だった。前出メディアは「中国自身は国民に銃所持を認めておらず、かつアメリカの銃社会を猛烈に批判しているにもかかわらず、80年代から米国に銃を輸出し続けている」と、その矛盾した行為に疑問を呈している。安価な銃でアメリカを「銃まみれ」にさせて破滅に追い込む――これも中国の巧みな“戦略”なのかもしれない。参照記事 



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