2018032326357584韓国で1年間に発生した新規結核tuberculosis (TB)患者が初めて2万人台に減った。韓国疾病管理本部は第8回結核予防の日(3月24日)を控えて昨年2017年の結核患者届出現況を2018年3月23日、公開した。右は、韓国の2017年までの10万人当たりの結核罹患(りかん)率 と届け出結核患者数の推移。参照記事 参照記事
2017年に新たに届出られた結核患者は2万8161人で2016年に比べて9%(2731人)減少し、人口10万人あたりの罹患(りかん)率は55人水準となる(日本の
結核罹患率は2015年14.3人、2016年13.9人)。患者数は2011年3万9557人で最高値をつけた後、6年連続で減少している。新規結核患者は全年齢帯で減少した。特に20代患者に顕著に現れ、20%減となった。  反面、65歳以上の高齢患者は高齢化の影響で全体患者で占める比率が増えた。2011年30%から昨年41.9%まで上昇した。
009013外国人結核患者は前年比23.1%減となった。だが、韓国は経済協力開発機構(OECD)加盟国(UE圏22カ国、その他日本、米国など13カ国、計35カ国)で結核発生率1位という汚名を返上することができなかった。昨年基準で2位ラトビアの2倍以上、加盟国平均の7倍に近い数値だ。死亡率も人口10万人あたり5.2人で最も高い。
韓国政府は2022年までに結核管理総合計画を推進して新規患者を人口10万人あたり
罹患(りかん)率を40人まで減らすことを目標にしている。国民も結核予防のためには普段から手洗いやうがいなどを習慣化しなければならない。2週間以上、咳の症状が続く場合には結核検診を受けるのが望ましい。
韓国でオリンピック期間中に食中毒が発生したのを教訓に、日本は今から衛生面での対策や予防を強化し始めても遅くはない。特に生ものを食べる文化があるので起きてからでは遅すぎる。


nappi11 at 05:26│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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