
2017年に新たに届出られた結核患者は2万8161人で2016年に比べて9%(2731人)減少し、人口10万人あたりの罹患(りかん)率は55人水準となる(日本の結核罹患率は2015年14.3人、2016年13.9人)。患者数は2011年3万9557人で最高値をつけた後、6年連続で減少している。新規結核患者は全年齢帯で減少した。特に20代患者に顕著に現れ、20%減となった。 反面、65歳以上の高齢患者は高齢化の影響で全体患者で占める比率が増えた。2011年30%から昨年41.9%まで上昇した。


韓国政府は2022年までに結核管理総合計画を推進して新規患者を人口10万人あたり罹患(りかん)率を40人まで減らすことを目標にしている。国民も結核予防のためには普段から手洗いやうがいなどを習慣化しなければならない。2週間以上、咳の症状が続く場合には結核検診を受けるのが望ましい。
韓国でオリンピック期間中に食中毒が発生したのを教訓に、日本は今から衛生面での対策や予防を強化し始めても遅くはない。特に生ものを食べる文化があるので起きてからでは遅すぎる。