catch0202marsnasa01写真から、これがゴビ砂漠かどこかの写真といわれても納得しそうだが、火星Marsからの写真。

火星探査機「キュリオシティ(好奇心:Curiosity)」が撮影した画像から作成したパノラマ映像が発表された。YOUTUBE映像    過去ブログ:2012年8月無人火星探査車「キュリオシティ(好奇心:Curiosity)

これまで360度をワンショットで捉えた静止画像は公開されていたが、風景を見渡す臨場感たっぷりの映像が公開されたのはこれが初めて。見ていると、自分が火星の地表に立っている気にさせられる。

f1a130fc映像は、2012年に火星に到着した探査機キュリオシティが、2017年10月25日に撮影した16の画像を元に作られ、米国カリフォルニア州にあるNASAジェット推進研究所が発表した。撮影時のキュリオシティは直径154kmのクレーターの中にいたが、そこは高さ327mの高台で、クレーターの外の様子も写っている。山脈のように見えているのは、クレーターの外周の盛り上がり。

Distance-Mars-Facts大気が非常に薄いので、クレーターの外にある遥か彼方の山も見える。通常、火星の地表面は赤っぽく映るが、この映像では色調が調整されている。火星の岩や石と同じものが地球上でどんな色に見えるかをシミューレートし、我々の感覚で捉えられる色に直してあるとのこと。探査機キュリオシティは機械の老化や損傷が進んでいるが、現在も任務を遂行し、海外メディアによれば、先週も大量の観測データがNASAに送られて来たそうだ。参照記事

152841716700012018年6月8日:米航空宇宙局(NASA)のチームは、火星で活動する無人探査機キュリオシティによる観測で、夏に大気中のメタンが増え、春や秋には減る変化を繰り返すことが分かったと、7日付米科学誌サイエンスに発表した。火星のメタンはキュリオシティが既に確認し、2014年に発表された。かつて存在した微生物がメタンをつくった可能性も否定できないが、生命とは無関係な化学反応でできた可能性があり、はっきりしていない。

 キュリオシティは、火星の赤道付近にあるクレーターで火星の約3年(地球の約5年)にわたりメタン濃度を観測。北半球の夏の終わりにピークを迎え、春と秋には大きく減少した。濃度の差は最大約3倍だった。地表の温度が高くなる季節には、地中のメタンが大気中に放出されるのではないかとみている。このクレーターは、地層などの状況から30億年以上前には大量の水で満たされた巨大な湖だったとみられており、今回、かつての湖底から採取した岩石から有機物を見つけた。この湖底跡からは、約6キロ離れた別の場所でも有機物が見つかっている。こうした有機物は、生命活動や水中での化学反応で合成された可能性が考えられるという。参照記事



nappi11 at 00:16│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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