8480f4d8-s96958A9F889DE0 (2)政府の地震調査委員会は2017年12月19日、北海道東部の十勝沖から択捉島沖の太平洋に横たわる千島海溝で、マグニチュード(M)9級の超巨大地震が今後30年以内に7~40%の確率で起きるとの予測を公表した。平均340~380年の間隔で繰り返してきたとみており、前回の発生から約400年が過ぎていることから「切迫している可能性が高い」とした。東日本大震災(M9.0)や南海トラフ巨大地震に加え、北海道でも海溝型地震の大きなリスクの可能性が出てきた。
20171219-OYT1I50013-N千島海溝では陸側のプレート(岩板)に海側のプレートが沈み込み、ひずみがたまると地震を起こす。調査委は2004年の長期評価で、千島海溝に沿う十勝沖や根室沖、色丹島、択捉島沖で巨大地震を想定してきた。それぞれの発生確率を十勝沖など3つに分けて見直すなか、東日本大震災(2011年3月11日発生)のような大津波を伴う超巨大地震を検討。3つのうち複数の震源域が連動して広がるなどの条件から超巨大地震(M8.8程度以上)の可能性が浮かんだ。ただ、地震時期や規模を巡っては情報が十分ではない。南海トラフ巨大地震の長期評価ではM8~9級が30年以内に60~70%の確率で起きると予測されている。今回、調査委は一回り小さい巨大地震が30年以内に発生する確率も発表した。十勝沖ではM8~8.6程度が7%、根室沖ではM7.8~8.5程度が70%程度、色丹島および択捉島沖ではM7.7~8.5前後が60%程度とした。参照記事 参照記事

017475_000034_1502110554札幌に住む筆者の記憶にある大地震は北海道南西沖地震で、1993年7月12日午後10時17分12秒、北海道奥尻郡奥尻町北方沖の日本海海底で発生した地震である。マグニチュードは7.8、推定震度6で、日本海側で発生した地震としては近代以降最大規模だった。この時は小樽で新築2階建てのレストランの工事をほぼ完成させたときで、店内のボード壁に亀裂が発生したのを覚えている。記録ニュース映像

130529-2日本の予想についてロシア科学アカデミー、シュミット記念地球物理学研究所勤務Russian pngAcademy of Sciences | RAS · Institute of Physics of the Earthのアレクセイ・リュブシンAlexey Lyubushin氏は、「、、私は日本で最も危ないゾーンは北海道ではなく、日本列島の中心部で東京に近い南海トラフだと考えている。フィリピン海プレートが日本列島に衝突する部分だ。
あらゆる地震観測結果からみると、この場所ではずいぶん前から異640px-RuptureAreasNankaiMegathrust_2013常な状況が見られている。日本に自然災害の際の特別プログラムが存在しているということは、危険が政府レベルで認識されている証拠だ。」と発言している。彼は2013年4月9日にも、ウィーンで行われたヨーロッパ地球科学連合大会でレポートを発表し、「2013~2014年の間に南海トラフ(静岡から九州近辺まで伸びている海底の溝)地域で巨大地震が発生する」と報告したが、幸い外れている。 参照記事 参照記事 表は2013年5月の記事から

nappi11 at 01:18│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by よりばば   2017年12月22日 10:59
熊本地震の揺れの最初の直撃を受けたとき、「南海トラフだ!」と思ってしまったほど、南海トラフ地震には 敏感になっていました。
だけど、直下型地震で震源地が熊本と知り、驚きました。
熊本は 過去にカルデラ噴火をおこし、1万年間隔で日本全体に被害が及ぶカルデラ噴火の恐れのある阿蘇と、南海トラフを近くに、その上伊方原発,玄海原発,川内原発に囲まれています。加えて 北のミサイルまでも。
 毎日 無事に感謝で過ごしています。

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