4469f68cQu-1イスラエルが1981年12月14日以来占領し、国連も違法とするゴラン高原のシリア側クネイトラQuneitra(Al Qunaytirah:国連監視の非武装地帯DMZ:兵力引き離し地帯:に位置する)で2017年12月14日、違法占領、併合36周年を抗議する集会が行なわれ、多くのシリア国旗が翻(ひるがえ)った。しかしこれはシリア側メディアの報道であり、この地域は反政府側REBELSが支配しているとされているので、反政府側がシリア国旗を掲げるとは思えない。アサド政権が、イスラエルに近い所に市民を集めた政治宣伝記事とも取れる。下の図参照 英文記事
4bac8afdSyrian Civil War Map _ Live Map of the Syrian Civil War当ブログの保存記事では、イスラエル軍は2014年3月18日に、イスラエルが占領するゴラン高原 ceasefire lineで、不審な動きを察知して警戒中の軍車両が路上爆弾攻撃に遭い、兵士4人が負傷。この12時間後の翌日の19日未明、イスラエル軍は、ゴラン高原のシリア側クネイトラQuneitra(Al Qunaytirah)に近いシリア軍施設などを標的に報復の空爆を実施。この後、砲撃も加えたと記録されている。この件に関してイスラエルは、越境侵入しているヒズボラ組織の犯行と主張していた。この地域には、ヌスラ系反政府組織もロケット砲攻撃を行っていると、シリア側メディアが報じているが、支配地域の色分けでは、クネイトラQuneitra(Al Qunaytirah)市街地周辺は、反政府側の支配地域になっている。参照記事 過去ブログ:2014年3月イスラエル、ヒズボラ?からの挑発にシリア軍施設を空爆
イスラエル国内がパレスチナ問題で緊迫する中でのことで注目した。同地域は、シリ アとイスラエルを結ぶ唯一のルート上にある。非武装地帯では日本の自衛隊も監視任務についていたが、シリア側から反シリア政府組織が流入し、それに向けてシリア軍が攻撃するなど危険度が増したとして、すでに撤退している。 過去ブログ:2017年12月米国は戦争を宣告したとハマス ガザ、イスラエル 国連も非難

nappi11 at 02:36│Comments(1) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

コメント

1. Posted by 甲東   2017年12月16日 14:18
来年からヨルダン国境沿いも賑やかになるのでしょう。日本(自衛隊)も人ごとではないでしょう。後藤さん事件では、ヨルダンのうるさがたの部族にも大変お世話になったはず。断れない。トルコとクルドの間に立つよりましか。

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