
MSFのウェブサイトに掲載された発表では、「バングラデシュの難民キャンプでMSFが実施した調査によって、8月25日から9月24日までにミャンマーのラカイン州で少なくとも9千人のロヒンギャが死亡したことがわかった。約71.7%の死は暴力の結果であり、最も控えめに見積もっても、5歳未満の子供730人を含む少なくとも6700人のロヒンギャが殺害された」としている。
ロヒンギャ武装勢力「アラカン・ロヒンギャ救世軍」(ARSA:Arakan Rohingya Salvation Army )が30カ所以上の警察施設を襲撃したのを機にミャンマー軍の掃討作戦が始まり、軍は内部調査後の11月、ロヒンギャ危機をめぐり、軍に責任はないとした。軍はまた、民間人の殺害や村の焼き討ち、女性や少女の強姦、略奪を否定した。軍の作戦開始後、隣国バングラデシュBangladeshへ脱出したロヒンギャは60万人を超えると言われる。多くの証拠や証言から、ミャンマー軍の虐殺、弾圧は明確で、国連も警告を出している。記事と映像 記事と映像 参照記事 英文記事 過去ブログ:2017年11月国連のロヒンギャへの武力行使非難も、中露反対でトーンダウン 8月ロヒンギャが武装化し政府側を襲撃 100人以上死亡 ミャンマー 2月ロヒンギャ虐殺、虐待が止まないミャンマー