262194691米紙ニューヨーク・タイムズは2017年9月28日、北朝鮮の東部咸興かんこう、ハムフンHamhǔngにある化学繊維工場で秘密裏に長距離弾道ミサイル用の燃料が同国で製造されている可能性があると報じた。共同通信が伝えた。
米核問題専門家ジェフリー・ルイス氏らは衛星写真や北朝鮮から亡命した元政府関係者の証言、同種燃料を製造する際に発生する極めて毒性の強い廃水の処理方法に関する北朝鮮政府の技術論文などを分析。

201094239_700同分析によると、咸興の工場で国連安全保障理事会に禁輸されたUDMHと呼ばれるミサイル用燃料が製造されている疑いがあると判断した。UDMH(非対称ジメチルヒドラジン:Unsymmetrical dimethylhydrazine、UDMH、または 1,1-ジメチルヒドラジン) 合成繊維・合成樹脂の安定剤、医薬・農薬の原料、ミサイル・ロケットの推進薬等になる事から、化学繊維工場で製造されていても不思議は無いが、米情報機関は、この物質が中国やロシアから北朝鮮に持ち込まれていた可能性や備蓄を調査しており、もし今でも持ち込みが続いていると判明すれば、国連安全保障理事会の既存の制裁でブロックできるか検討する方針だ。ミサイルロケットのエンジンに関しても、「ウクライナからミサイルエンジンを輸入しているらしい」という分析を米インテリジェンス機関が公開したと報じる記事もある。最も、北朝鮮が核やロケットを自力で製造しているかどうかより、それらを所有し使用するぞと近隣を恐喝する事事態がすでに犯罪的であり、国際関係に大きな不安と経済負担を強いている。 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事



nappi11 at 12:55│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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