2017年08月29日 歴史、史実、記録

1900年頃の人たちがイメージした100年後の世界はどんなものだったのでしょうか? 当時、フランスの著名なアーティストたちは「France
In the Year
2000」(2000年のフランス)というテーマで未来図を描き、1899年より4年間、作品を発表しました。
彼らの作品は、当時のタバコのパッケージに登場したり、ハガキに印刷されたりしたようです。ここ100年間で科学技術は急速に発展し、世界は大きな変貌を遂げています。さて、100年前の人たちが描いた世界は、現在の社会に当てはまるでしょうか? まるでSFの世界のようなものもあれば、概念自体はすでに実現されているものも。彼らの豊かな想像力に脱帽です。、、と言う記事から、すでに具体化した主なものを抜粋した。
当時は、飛行機の進化が注目されていたようだが、1900年にツェッペリン伯爵により、初の硬式飛行船の飛行が成功し、ライト兄弟が1903年に世界初の有人エンジン動力で36.5mの飛行に成功した事を思えば、すごい想像力と言うしかない。当時はまだ、今のハンググライダーに近いものが研究されていた時期で、研究していたドイツの航空パイオニア、オットー・リリ

エンタール(Otto Lilienthal 1848~1896):上の右 は1896年、グライダーのフライト中に事故に遭い亡くなっている。下左は、想像の未来の自動掃除機で、何時の時代も掃除は大変だった
ようだ。エジソンの蝋管式蓄音機の発明は1877年で、円盤式の蓄音機は1900年代にやっと商品化される。すでに、映像と合わせた楽しみ方を想像しているのは驚くばかりだ。エンジンつきのスケートボードなどは、商品化されたのは少し前の事だ。
その他、オートバイ、自動車など、約100年後の西暦2000年には、イラスト画で想像していた以上のものが世界の隅まで普及していることで、この最近100年が、驚異的に文化が発達した時期だったと分かる。自動車に武器を積んで戦う想像図は、最近の中東での紛争を髣髴(ほうふつ)とさせる。変わっていないのは、今も紛争が絶えないということか、、。 1900年4月15日 - 11月15日には、パリ万国博覧会が開催されている。参照記事
現在、主流となっているガソリン自動車が誕生するのは、1885~1886年だが、1900年代初頭までは、蒸気自動車がまだ主流だった。電池は1777年、モーターは1823年に発明されており、1873年にイギリスで電気式四輪トラックが実用化されている。史上初の時速100㎞超えを達成した自動車は、なんと電気自動車で、1899年にベルギー人カミーユ・ジュナツィが製作したジャメ・コンタント号“La Jamais Contente”が105.9㎞/hを達成している。写真左は、電気自動車“ジャメ・コンタント号”(1899年・フランス)。1900年1月には、初の電気バスがニューヨーク市で開業し、同年5月には 東京電気鉄道(後の都電)設立されている。想像図では、いずれ小型の内燃機関が開発され、将来、飛行機や人が小さなエンジンで飛び、建設機械も電化されるだろうと想像している。
100年以上を経た後になって電気自動車も劇的に進化し、2010年8月24日に米ユタ州ボンネビルで、800psを発生するモーターとリチウムイオン電池を積んだEV(電気自動車)速度記録車『ジャメ・コンテント』(Jamais Contente)が、1km両方向の平均で495km/h、トップスピード515km/hをマークし、いずれもEVの速度記録を塗り替えたと発表している。参照記事

