
2017年7月25日の記事によれば、トヨタ自動車は、現状の電池よりも飛躍的に性能を高めた次世代の「全固体電池:All-solid battery,All-solid-state battery(全固体リチウム二次電池: All solid lithium secondary battery)」を搭載した電気自動車(EV)を2022年にも日本国内で発売する方針を固めた。現在のEVの弱点である航続距離を大幅に延ばし、フル充電も数分で済む。車載用では世界初の実用化になるとみられ、EV開発で欧米メーカーが先行する中、革新技術の導入で巻き返しを図る。
全固体電池の開発は、独BMWやフォルクスワーゲン(VW)なども進めているが、量産を巡る具体的

今回トヨタは、2022年以降に国内での市販を目指す新型EVに搭載するため、量産化に向けた開発を今年2017年から本格化させると公表した。早ければ、2020年には実車搭載が可能で、新たにEV用のプラットフォーム(基本骨格)を開発し、全固体電池を搭載する計画だ。
2019年にも中国で生産、販売する小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「C-HR」をベースにしたEVは、迅速な市場投入を優先して既存のリチウムイオン電池を使う予定だ。

すでに限界に近いと言われる現行の「リチウムイオン二次電池Lithium-ion-battery」の性能(エネルギー容量:Energy Density)をブレークスルーに
