sddefaultdcdbf5215dd8_sf_32017年7月27日:先に開放されたイラクのモースル東部では、ISの圧制から解放された女性が顔を覆っていたベールをはずし、顔を見せて歩く姿が目立つようになった。ISが強制した黒服を踏みつけたり、焼いたりする様子も報告されている。 映像
イラク各地からは、女装して逃げ出すISや 映像、逃げ出そうとして裏切ったとして、ISが仲間10人を焼き殺すなどの処刑を行なった報告などが相次いでいる。
e2d86fea-sしかし、2014年からISが居座り、現在IS兵士の再結成が進行するハウィジャHawijaなどからは、住民の一部が街から死を覚悟で脱出する一方で、敢てISと共に抵抗する構えを見せる住民も多くいると報告されている。
hawijaハウィジャHawijaでは過去に、多くのクルド自治国家KRGの民兵ペシュメルガPeshmerga兵士らが、ISによる水攻めや火あぶりなど残酷に公開処刑された経緯(いきさつ)がある。現在キルクーク南部やハウィジャへは、シーア派民兵ハシド・アル‐シャービShiite Hashd al-Shaabi paramilitary(イランからの義勇兵) が攻撃を進め、クルド自治国家KRGに近い事からペシュメルガPeshmerga軍と対ISで共闘している。しかしクルド側はシーア派民兵軍へ、攻撃や作戦の内容を常に開示する事を求めており、イランのこの地域への軍事介入に警戒感を持っているようだ。その理由として、イランが支援するシーア派民兵PMU:Hashd al-Shaabi paramilitary は複数の勢力の複合体で、まとまりに欠けるとの発言がクルド側から出ていて、統制の取れていない勝手な行動を取る集団だと言っていると理解できる。実際彼らの、略奪や残虐行為が報告されている。しかし今はIS殲滅が急務で、この地域に50万人の市民が点在していることから、米、有志国軍、イラク軍、連邦警察軍、シーア派民兵、ペシュメルガPeshmerga軍が合同でISの完全排除を急いでいる。参照記事 過去ブログ:2017年7月ISはイラク内で3箇所に分散とシリアの戦況図、クルド問題 6月モースル以降の攻撃予定地域とKRG イラク 2015年2月クルド政府、ISとの捕虜交換や身代金支払いを模索 イラク

nappi11 at 01:25│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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