メキシコ内務省は2017年7月22日、今年上半期の殺人被害者数(過失致死は除く)が昨年の同じ時期に比べ33%増の1万3729人に上ったと発表した。メキシコでは麻薬組織絡みの凶悪事件が頻発している。

最近2017年7月13日には、首都メキシコ市に隣接するイダルゴ州state of Hidalgoティサユカ市Tizayucaで誕生日パーティー中の民家:右 が襲われ、女性7人を含む11人が刃物で殺害される陰惨な事件が起きたばかりだ。7月20日付で公表されたメキシコ内務省の統計によれば、州別では北部のバハカリフォルニア州Baja California、首都に隣接するメキシコ州mexico、麻薬戦争が激しいゲレロ州 Guerreroで犠牲者数がそれぞれ1000人を超えた。
2017年の集計図:右 でイダルゴ州は、平和な地域と分類(青色)とされているが、周辺には殺人が多発する赤い地域が多く、犯罪多発地域では誘拐も同時に多発している。
イダルゴ州には、サッカーの本田圭佑選手が加入したサッカークラブ・パチューカ Club de Futbol Pachucaがあるが、半年で113人が犯罪で死亡している。過去ブログ:2017年7月メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2017年7月~ メキシコ

クラブ・パチューカ の設立は1901年で、メキシコ最古のクラブとして知られる。メキシコ中部、イダルゴ州州都パチューカ Pachucaを本拠地とする。以前は治安の悪化や暴力事件が絶えなかったスラム街だが、家をレインボーカラーに塗り替えカラフルにしたことで観光客も増え、犯罪率を低下させたと言われている。 参照記事 英文記事 参照記事 過去ブログ:2017年7月メキシコの凶悪犯罪は史上最悪の状況と黄金の三角地帯



イダルゴ州には、サッカーの本田圭佑選手が加入したサッカークラブ・パチューカ Club de Futbol Pachucaがあるが、半年で113人が犯罪で死亡している。過去ブログ:2017年7月メキシコ麻薬カルテル勢力分布図 2017年7月~ メキシコ

