すでに2017年4月に韓国交通安全公団の自動車安全研究員は2013年8月以前に生産されたシーター2(シータII、Theta Ⅱ engine)エンジンで焼着現象が発生しているという事実と共に、製作欠陥である可能性が大きいという結論を下しており、米国工場などでの製造不備と言う当初の現代車の主張は根拠のないものなっている。
リコール箇所は複数だが、特にエンジンについては、シータエンジンが潜在的な欠陥を持っているとされ、現代・起亜車のリコール問題はその後、韓国内製造車種へも及び、今回韓国から中国への輸出車へのリコールが浮上した。
現代車の中国現地法人、北京現代はサンタフェ4千台をリコールすると明らかにした。
リコール対象は2012年11月29日~2013年5月31日生産、2.4LシータGDIエンジンを装着したサンタフェ2万9937台と2012年11月29日~2013年11月30日生産、2.0LシータGDIエンジンを装着したサンタフェ1万3827台。起亜車もシータエンジン問題でリコールを実施する。 起亜自動車中国現地法人東風起亜はK5の一部をリコールすると明らかにした。 リコール該当モデルは2014年1月26~2014年3月12日に生産、韓国から輸入した2.0LシータT-GDIエンジンを搭載したK528台。
該当車両が装着したシータエンジン内の不純物がエンジンオイルの活動を制限してエンジンの欠陥を誘発する為で、リコールは7月31日から始まる。 双方の会社は今回のリコールでエンジンをチェックして問題があるエンジン部品を無料で交換する予定だ。参照記事

「北米市場(カナダでは11万台リコールと言われる)に拡大したシータ2エンジンの欠陥は、クランクシャフトピンというエンジン部品の表面が均一に加工されていないことが原因とみられている。」と言われている。左の一般的な部品の写真では、研磨されて光っている部分がクランクジャーナルで、ここにあるクランクピン(上の図では赤い○で囲ってある)の仕上げが雑で、異物を発生させ、がたつきや摩擦熱を生んでエンジンが「焼けつき:焼着」で止まる場合があったとされている。エンジンの細部まで筆者は詳しくないが、場所は高速で回転するエンジンの重要な中枢部分で、技術が未熟なエンジニアでは交換修理は不可能だろう。過去ブログ:2017年6月インドへ製造シフトする韓国とインドとの経済関係先行の日本 2013年4月現代・起亜自動車 200万台リコール 韓国 米国
2019年10月12日:現代自動車と起亜自動車が、同グループ製造のエンジン「シータ2 GDi: Theta 2 gasoline direct injection (GDi) engine」欠陥に関する米国での集団訴訟で和解したと11日、明らかにした。現代・起亜自動車は米国だけでなく韓国国内の顧客にも問題のエンジンの生涯保証lifetime warrantyプログラムを提供することにした。現代・起亜自動車は「米国で提訴されたシータ2 GDiエンジンに対する顧客の集団訴訟に関して和解し、米裁判所に和解予備承認を申請した。和解が承認されれば、国内外のシータ2 GDiエンジンを搭載した車両469万台のエンジン修理費用と損失を補償する制度を施行する」と11日、明らかにした。
米裁判所の承認が受け入れられれば、現代・起亜自動車は過去4年間にわたり争われてきたシータ2
GDiエンジン Theta 2 GDi engineに関する米国での民事訴訟に決着を付けることになる。しかし、現代自動車はエンジンの欠陥を知りながらこれを隠していたとして担当役員が起訴され、韓国の裁判所で刑事裁判が行われている最中で、米国では検察の取り調べを受けている。、、2011年以降、米国での原因不明のエンジン火災が発生、2010年以降に製造されたエンジン(Hyundai's Sonata and Grandeur (or Azera) sedan, Santa Fe sport utility
vehicle and Veloster N high-performance car, as well as Kia's K5 and K7
sedans and Sorento and Sportage SUVs.) に問題があったことが明らかになり、米国で166万台、国内で17万台など計204万台がリコールされた。米国の消費者が2年前に米裁判所で集団訴訟を起こし、現代・起亜自動車は訴訟を続けてきたが、今回和解に至ったものだ。現代・起亜自動車は今回の和解で直接的な消費者補償金660億ウォン(約60億円)と、韓国と米国の車両469万台の生涯保証・修理を提供することになる。補償・修理費用は約8340億ウォン(約763億円)の支出になると予想されている。参照記事 英文記事

