29INTHVLRCHINA-SILKROADTRAIN過去ブログ:2017年1月追記:中国が英国へ初の国際定期貨物列車の運行を開始>到着 の記事で、中国発の貨物列車が英国へ初めて到着したと記事にした。“First Sino-Euro Freight Train (London-Yiwu).”
その後列車「東風号」は、ウイスキーや赤ちゃん用ミルク、医薬品、機械類を積んでロンドンを2017年4月10日に出発し、フランス、ベルギー、ドイツ、ポーランド、ベラルーシ、ロシア、カザフスタンを経て、20日間かけて2017年4月29日、現地時間午前9時半、義烏(ぎう、中:イーウーYiwu)に到着した。義烏は消費財の卸売りの中心地だ。
c9ac2d0b中国の東部、浙江省義烏への英ロンドン(London)からの距離は1万2000キロで、世界で2番目に長い路線で、この新ルートはロシアの有名なシベリア鉄道(Trans-Siberian Railway)より長いが、2014年に開通した中国とスペイン・マドリード(Madrid)を結ぶ世界最長路線よりは約1000キロ短い。
ロンドンは中国の国有鉄道会社、中国鉄路総公司(China Railway)の新貨物網で結ばれた15番目の都市。同社によれば、空輸より安く、海運より速いという。浙江省政府によれば、船で輸送するより30日短縮できるはずだが、今回の試験運行では予定していた18日間より2日多くかかった。義烏当局によると、この列車が一度に運べるコンテナは88個。コンテナを1万~2万個積載できる貨物船に比べてはるかに少ない。この野心的なプロジェクトのコストは明らかにされておらず、経済的に意味があるのか疑問を呈する専門家たちもいるとAFPは書いているが、沿線内陸部各国の物流の活性化を考えれば、新シルクロードの意味は大きいだろう。参照記事 英文記事

nappi11 at 08:56│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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