fe408514大きな動きでは、シリアのラッカRaqqahからISが首都をMayadinへ移したと言われる。イラクのモースル西部ではISが兵員を再配置し、徹底抗戦の構えだ。ISが弱体化したとはいえ、まだ右図の地域を支配しており、イラクのキルクークKirkuk南部周辺ではISの活動は止まず、キルクークから南へ53キロの畑でWild-boar-representational-photoは、IS兵士3人がヤマイノシシに襲われて死亡したとのニュースもある。同地域からは、数千人の住民が避難キャンプへ脱出したとされるが、ISは残った住民を、内部告発を元に処刑しているといわれ、容疑は逃げようとした事や、イラク治安部隊に協力した等だ。モースル掃討に兵員を集中している中、早急にキルクーク南部地域の開放を求める声が上がっている。ISに立ち向かうのがイノシシだけではないだろうが、なんとも歯がゆい進捗ではある。 参照記事  記録映像:モースル南部で、負傷したISに駆け寄る警官が、ISの自爆で死亡する様子が捉えられている。
imagesイラク軍シーア派民兵組織「人民動員機構」Hashed al-Shaabi (Popular Mobilisation)は4月26日、モースル南部にHatra(Al Hatra)に居たISを撃退し、砂漠の中に2000~3000年前の遺跡群が残るHatra地域を開放したと報じられた。紀元前2~3世紀のセレウコス朝シリア時代に建設されたハトラ遺跡は、IS支配下で甚大な損害を受けたとみられる。ハトラ遺跡は国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産に登録されており、1973年の映画「エクソシスト」のオープニング映像で起用された。相当破壊されているが、被害の程度は調査中  参照記事
2017年4月30日 イラク軍のGen. Othman Al-Ghanimiは、モースル西部は今後3週間で完全制圧される見通しだと発言した。現在、住民の安全を考慮した空爆や砲爆が行なわれ、狭い路地での攻撃が行われている。参照記事

nappi11 at 00:04│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメント

1. Posted by 甲東   2017年04月28日 18:52
中東にもイノシシがいるとは思いも寄りませんでした。熊といっしょです。絶対に怒らせてはいけない。

イスラエルもトルコもどんどん自由奔放・・・トランプを甘く見ているのでしょう。トランプ政権は、大臣の下の人事が未だに停滞しているとか。にもかかわらず、新たに北朝鮮を刺激・・・目をそらせようとしているのか。プーチンもお疲れのようだし・・・何かドカンと起こりそうです。

コメントする

名前
メール
URL
絵文字