
報告書は、バングラデシュやベトナム、エクアドル、ポーランドなどの銀行を狙ったサイバー攻撃について、北朝鮮との関連を示す証拠を見つけたとした上で、「北朝鮮のサイバー攻撃グループが少なくとも9400万ドル(約105億円)を奪い取ることに成功したと推定している」と伝えた。
人口2400万人のならず者国家北朝鮮に、世界の銀行までも振り回され、堂々と金を盗まれている現実は想像を超える部分がある。これが可能なら、インターネット通貨、ビットコインを操作したり、個人の口座を破壊したりも出来るだろう。報告書には、何時、どのように行なわれたのかなど詳細は書かれていないが、これまでのように、ハッカーが個人口座を狙うのではなく、世界各国の金融機関を狙って成功したことで報告書は、ハッカーがより「野心的 ambitions 」になってきたと書いている。このニュースからは、初めて、金融犯罪に国家が関与した痕跡がうかがえ、多少の驚きがある。被害がもっと大きな可能性も十分あるだろう。 参照記事 英文記事 過去ブログ:2017年4月見えない戦争 サイバー攻撃