
タリバンはサイトで2016年11月29日、「イスラムの国に利益をもたらす国家的プロジェクトを保護する」と発表した。それには、中国国有資源大手・中国冶金科工集団(MCC)がアフガン政府と2007年(または2008年)に30年のリース契約を30億ドル(3530億円)で結んだ、メス・アイナク(アイナック)Mes Aynak銅山の開発も含まれている。この銅山は、2012年12月末から露天掘りが開始される予定だった。開発地域にまたがるメス・アイナク遺跡の地下に長さ4キロ、幅1.5キロ以上もある銅の鉱床が眠っているとされ、推定埋蔵量は世界最大級の1100万ト
ン=2012年の記事では880億ドル:約10兆円相当)とされていた。過去ブログ:2012年9月消えゆく世界遺産 中国の資源開発 アフガン 開発が進めば、メス・アイナク遺跡Mes Aynakの寺院や仏像なども含めて、6つの村や山脈が破壊されるといわれたが、中国は、「遺跡の存在は知らなかった」とトボケタ弁明をし、渋々遺跡の調査と発掘に同意した。上の写真奥には、中国国有資源大手・中国冶金科工集団(MCC)がリース契約したメス・アイナク銅山の開発のためのテントが見える。手前は、仏教遺産の採掘を急ぐ考古学者たち。2011年撮影(Jerome Starkey/Flickr)過去ブログ:鉱物資源の宝庫アフガニスタン YOUTUBE:Campaign to Save Mes Aynak
運送には アイナクAynakから、バーミヤンBamiyanを 通り マザリシャリフMazar-e-Sharif~ハイラタンHairatan(Hayratan)~ ウズベキスタンUzbekistan を抜けて中国 新疆ウイグル自治区の ウルムチUrumqiまでの鉄路が使われると推測され、延長工事の必要なMazar-e-Sharif ~ Hairata間75キロにはアジア 開発銀行 (ADB)の資金が使われる予定が2010年前後から検討され、2010年5月には黒田総裁が視察したとの記事がある。当ブログでは2011年12月21日に工事が始まったと記録している。確認はしていないが、恐らくすでに完成していると思われる。 参照記事 過去ブログ:2011年12月アフガンで鉄道輸送一部完成
ここで思い出されるのが、2016年2月15日に、中国からタジキスタン~ウズベキスタン~トルクメニスタンを通ってイランのテヘランまで一番列車が走った「シルクロード高速鉄道 Silk Road high-speed railway」だ。習体制の一帯一路One Belt, One Road経済構想が具体化した瞬間だった。写真は、中国からイランに着いた一番列車 過去ブログ:2016年2月「一帯一路」の中国貨物列車イランに到着と中央アジアへの意味中国とタリバンの密約めいた銅山開発プロジェクトの保護、ADBアジア開発銀行支援のマザリシャリフMazar-e-Sharif~ハイラタンHairatan(Hayratan:国境検問所)間の鉄道開通など、全てが新シルクロードNew Slik Roadに繋がっているように見える。印パの国境紛争で開発の遅れているパキスタン側鉄路開発を待たずして、中国はアフガンの銅鉱石を中国~イラン高速鉄道を利用して手に入れると筆者は見ている。一見アフガン復興には良い事と見えるが、問題は、アフガニスタン政府は、CNBCの取材に対して、タリバンの主張を認めないとの見解を発表し、「タリバンは国家プロジェクトを保護したりしない。テロ集団の
かかわる仕事はない」と、アフガン政府Javid Faisal報道官は述べたとあり、中国はアフガン政府を無視して、資源確保で一方的に反政府イスラム過激組織と何らかの取引をしたとも思える内容だ。参照記事一体中国は、タリバンへどんな見返りを渡すのか?それが武器、弾薬、またはその材料ならアフガン政府にとってはこれ以上の脅威は無い。労働者の給与がタリバンやISにピンはねされる可能性もある。最近のアフガンの記事や過去の記事を読み返してみて、この銅山開発に関係してタリバン、IS同盟組織が活動しているのではと思わざるを得ないことが多くある。
2016年後半になって、それまで活動していなかった北部マザリシャリフMazar-e-Sharif、ハイラタンHairatan(Hayratan:国境検問所)付近で、タリバンが急に活動を始めたこと。右図の様に、メス・アイナクMes Aynak銅山付近はタリバン制圧地域に入っていて、ここにはアフガン政府の管理が十分届かないだろうと思われる。更に、2016年に入って、IS系組織が急に囲んだ地域に拠点を設けたことが不思議だったが、銅山の利権を狙うなら最適の場所だと気が付いた。タリバンの資金がヘロインだとばかり思っていたので、産地のカンダハルなどから遠いカブールkabul東部地域へのタリバンの集中やIS拠点を不思議に思っていたが、タリバンは資源開発の利権狙い、それも中国と組もうというのか? アフガン政府は、とんでもない相手に利権を渡した結果になるのでは、、。中国は過去に南スーダンの石油採掘で、独断で契約内容を変更し、相手国を激怒させた前科がある。 過去ブログ:2016年12月女性への迫害、殺人が絶えないアフガン 11月アフガン最大の空軍基地の爆発はタリバンの自爆テロ 2012年4月資源戦争突入が確実なスーダンとその元凶中国
、、メス・アイナク(アイナック)Mes Aynak銅山に関しては、中国企業が開発件を得る過程で多額の賄賂がアフガンのアデル鉱工業相に支払われた疑惑が浮上したり、アフガン国内の治安悪化、中国側政治家沈鶴庭が賄賂で失脚するなどで開発計画は頓挫し、中国はこの大型投資で大失敗をしたというのが通説となっている。正規の開発とは逆に、違法な開発や採掘が行われているとも言われているので、これに中国が絡んでいる可能性が十分在るだろう。アフガンの鉱物資源には、鉄、銅、コバルト、金、リチウム、さらに石油、天然ガスが豊富にあるといわれていて、その規模は数兆ドルの価値があるとも言われる。写真は、2007年12月に3千万ドルの賄賂を受け取ったとされるモハマド・イブラヒム・アデル大臣 参照記事 参照記事2019年5月8日: 米軍のジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長は8日、アフガニスタン情勢が落ち着くまで米国は軍を駐留させる必要があるとの考えを示した。ダンフォード統合参謀本部議長は議会公聴会で「アフガニスタンで紛争が続く限り、米国はテロリズムに対抗するための軍隊を維持する必要がある」と述べた。
アフガン紛争勃発から約18年が経過する中、米国は現在、和平に向け反政府武装勢力タリバンなどと交渉を進めている。参照記事


大仏様 頭 無いですね 時限のずれですか 黄金製だったら
壊さないかも゜