botasmapトルコTurkey東部アール県ドゥバヤズィットDogubayazit town of Ağrı Provinceから3キロ離れた付近で2016年10月27日夜9時ころ、イランからトルコに天然ガスを送るパイプラインが爆破され、供給が一時的にストップした。イラン内務省の幹部が28日、同国のタスニム通信に語った。炎は50mの高さに及び、近隣のIgdir やAgriの街からも確認された。同幹部によると、トルコ国内で複数の反政府勢力が爆破事件を起こし、トルコへの天然ガス供給が一時的に停止されたという。イランやイラクからトルコへ向かうパイプライン27102016222938203482623894jj_3561では、破壊工作が頻発している。トルコでは、2015年7月、同国東部地域、イラク北部を拠点とする少数派民族クルド人の武装組織「クルド労働者党(PKK)」とトルコ政府間の停戦が崩壊して以来、衝突が再発している。参照記事 英文記事 ローカル記事と映像
図のオレンジの円が、大よそのイラクにまたがるPKKの活動地域で、破壊工作がされたとされる地点はその上の赤い点で矢印で指している。シリア国境沿いの赤と、黒海側の紫がトルコへの原油パイプラインで輸出積出し港へ向かい、イランから入っているオレンジのラインが天然ガスパイプライン。緑色が計画済みガスパイプライン。Ayukkuはロシアによる原発建設予定地。トルコと経済関係を持つイランimagesだが、トルコのシリア紛争などへの介入には、状況を複雑にすると懸念の意を表している。トルコが国境に壁を作るなど、国境警備に躍起なのも、PKKやYPGからのテロを警戒してのことだろうが、トルコ東部には反政府組織が多く活動しており、テロ対策を軍事的攻撃だけで突き進めば、同じことはまた起きるだろう。イランもそれを危惧しているようだが、執念深く石頭のエルドアンと残虐さで有名なトルコ軍部に通じるかどうか?またエルドアンは、クデーター未遂後、死刑制度復活に向け議会承認を取る構えだが、EUは、復活すればEU加盟は遠のくと発言している。
「死刑を与えよ!」と叫ぶ群衆に「もうすぐだ、心配しないでほしい。それがアッラーの望みならすぐに実現する」と答えたとロシア紙が報じている。 参照記事 参照記事 参考記事:エルドアン大統領の極めて矛盾した発言の数々 映像:トルコ軍が2名の女性PKK兵士を処刑する様子 トルコ軍の紹介映像 PKKの地雷攻撃 過去ブログ:2016年10月ロシアとトルコ 経済交流では最終合意に至るが、、 2015年12月四面楚歌のトルコ国内の治安悪化が深刻に 


nappi11 at 00:59│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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コメント

1. Posted by 甲東   2016年11月03日 08:03
トルコ・ラジオ・テレビ協会は、エルドアンがアンカラ高速鉄道駅開設式典で演説中に、国民たちから「死刑、死刑」という掛け声が上がった(死刑制度を復活しろの意)、と記事に書いている。
国民ではなく親衛隊だろうに。裁判にかけずに麻薬犯罪者を殺しているらしいドゥテルテよりずる賢いというだけで、大差がない・・・動機は不純。
エルドアンは最近、世俗主義の新聞であるジュムフリエット紙を潰した。ギュレン派によるとされるクーデターが起こる前にも、ギュレン系の新聞社等を潰していた。世俗派!かかってこい、か。今のトルコは、イスラム主義者とトルコ民族主義者の国。体のいいイスラム国という感じ・・・モスル、ラッカが陥落したら、エルドアンがカリフ宣言か。

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