5b265be1イラク南部アンバル県では現在もISの掃討作戦が続いている。ラマディ、そしてファルージャと要衝はすでにイラク側にほぼ開放され、2016年8月17日の記事では、約2週間の戦闘の末、イラク軍はラマディRamadi東部Khalidiya Islandカルディヤー島(川に囲まれた中州のような地形)をISから開放し、作戦で約700人のISを殺害したとされ、20日に軍の司令官が完全開放を公表した。この前の8月7日の報道では、島で、約200人のIS兵士の埋葬墓地が発見されていた。参照記事 過去ブログ:2016年1月ラマディから東へ敗走のISが住民40人を処刑か? イラク
その他、東部ハディーサHadithaでは戦闘が継続中で、北部のISの退路として重要なのか、これまでもthumbs_b_c_039ceeedcf223f5802fa5a9b783749d6ISはこの地域の奪還と敗走を幾度も繰り返している。ハディーサ北東にあるバイジBaijiには、モースル南部周辺の掃討作戦に合わせ、多くの住民が避難しているが、8月17日には、ISの砲撃があり、難民センター:写真 に避難していた住民12人以上が死亡、負傷者30人余りが出ている。バイジは8月半ばには開放されているが、ISの反撃はまだ止む気配が無い。しかし確実にISは勢いを失いつつあり、モースル攻略の準備が進み、モースル南部、南東部への有志国軍による空爆が報告されている。同時にモースル南部では、ISに拷問の末、頭や胸を撃たれて処刑され埋葬された、警官らの30体ほどの遺体が見つかっている。バグダッド周辺では、以前の勢いはないが、爆弾テロが相次いでいる。参照記事 参照記事
2016年8月22日:ラマディRamadiの完全開放を目指し、治安部隊が準備に入ったと報じられた。参照記事
f6dbc6c8Two-car-bombs-kill-32-in-Iraq2016年11月23日:相変わらず首都バグダッドBaghdad、南部などで爆弾テロが発生している。23日には、バグダッド東部 al-Mashtal area(Mashtal)地区で駐車中の車が爆発し多くの負傷者が出た。地域はシーア派住民の居住地域。同日北部4th Shurta, 5th Shurta and al-Bayaaでも爆弾テロがあり、3人が死亡、9人が負傷している。南東部 al-Za’afaraniyah areaでも数人が負傷している。 バグダッド地図内の黄色い矢印 参照記事

nappi11 at 07:04│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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