トルコのメヴリュト・チャウショグル外相Turkey’s Foreign Minister Mevlut Cavusogluは2016年7月28日、7月15日夕刻に起きたクーデターの試みに関連して、ギュレン運動Gulen movement関与したとして省員88人を解雇したことを発表したとNTVが伝えた。うち2人が大使で26日解雇され、ロシア連邦タタールスタン共和国 Republic of Tatarstanの首都カザンのトルコ総領事館 Turkey’s Consulate in Kazanの大使は日本に逃げたという。トルコの反政府グループが15日夜、軍事クーデターの試みを行い16日には兵士らが投降し収拾された。トルコのイルディリム(Uğur Yıldırım)首相によれば、以来、軍人、警察官、裁判官や検察官など1万3000人が拘束され、国家公務員約4万5000が解職された。英文記事 参照記事 英文記事
ロシアの記事とトルコとタタールスタンの英文記事から編集した内容だが、もう一人の大使(または総領事)の駐在先や名前は書かれていない。筆者の調べでは、カザンのトルコ総領事館Consul General of Turkey in Kazanの総領事はTurhan Dilmaç氏:右 なのだが、個人的な調べで確証は無い。Turhan Dilmaç氏は7月25日付けの記事で、ビジネス紙Realnoe Vremyaの、クーデターについてのインタビューにカザンで答え、「フェトゥラ・ギュレン氏Fethullah Gülenはテロリストだ」と発言している。上記の記事どおりで、大使がTurhan Dilmaç氏なら、彼は写真のインタビュー直後に日本に向かったことになる。知る限り、日本で特に亡命が在ったとも報道されていないので、日本を経由して別な国、例えばギュレン氏の亡命先米国に向かった可能性もあるだろう。過去ブログ:2016年7月「エルドアン革命」なのか?ギュレン派弾圧とロシアの関係 トルコで吹き荒れるギュレンパージ(ギュレン粛清)クーデター未遂では、トルコ政府側は一貫してギュレン運動Gulen movement関与を強調しているが、言っているのはエルドアン政権で、トルコの政治をより民主化させるとして、エルドアンが首相の時に議会で彼が率いる政党の勢力を利用して軍部の改革に踏み切ったことが軍部の不満を増幅させ、クーデターに繋がったとも言われる。それまでは軍部が議会制主義に依存することなく独自の決定権をもっていたのを今後は軍部の最高指揮官の任命など全て議会の承認を必要とするようにし た。これで軍部の勢力を抑え、議院内閣制度を強める形にした。しかし、この改革の結果、民主化を主張したエルドアン自体が独裁者として君臨する方 向に向かっている。軍人の多くがギュレン運動に感化されていたとしても、大きな不満はエルドアン政権の軍部改革と独裁だった可能性がある。参照記事
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コメント
1. Posted by 甲東 2016年07月29日 18:31
職員1名が日本に向かったのは間違いないようですが・・・不思議です。私が日頃参考にしている日本の中東ウォッチャー達はネタにしていません・・・ロシアに拘束されたとしても、日本経由でどこかに行ったとしても話題にしそうだが。クーデターはギュレン派に間違いなしとしている人もいるので、トルコに気兼ねか。日本政府からプレッシャーか・・・
2. Posted by 甲東 2016年08月02日 19:29
TRT(日本語版)は日本に入国したと今でも言っている。この職員(総領事?)はどうなったのでしょう。トルコ政府がとち狂っているのか・・・

