トルコ最大のイスタンブールIstanbul郊外にあるアタテュルク国際空港 Atatürk International Airportで現地時間の2016年6月28日午後10時ごろ（日本時間２９日未明）爆発と銃撃があり、死亡者の数は、当初の28人から３2人、負傷者106人に上昇している。すでに死者数50人以上との記事もある。トルコ在住のSputnikの特派員は、2人（3人とも）のテロリストが、飛行場入り口付近の保安検査場の前でチェックを突破しようとカラシニコフ突撃ライフル Kalashnikovで発砲し、一時警官が容疑者を組み伏せたが、直後に 爆発物で自爆したと伝えられ、爆発が2回発生し、その後銃撃があったとも報道された。なお、イスタンブール市長は、犠牲者の数は28人に達したと伝えた。先に10人が死亡したと報じられていた。DHA通信社が伝えたところによると、IS（ダーイシュ、イスラム国、）が犯行声明を出している。当局から公式的な声明は現段階ではまだ出されていない。エルドアン・トルコ大統領Turkish President Recep Tayyip Erdogan は、西側諸国がテロに対し強硬な対応 a firm stanceを取るようにとの声明を出した。飛行場は欧州で、ロンドン、パリについで込み合う飛行場。今年１月にはイスタンブール市内で自爆テロが起き、ドイツ人観光客少なくとも１０人が死亡した。映像：爆発の瞬間　撃たれる乗客　惨劇直後の現場（遺体など写っています）　映像　映像　参照記事　参照記事　参照記事　参照記事　過去ブログ：2016年3月ブリュッセルでのテロ容疑者の新たな事実　3月ベルギーで国際空港と地下鉄で爆破テロとその背景
　3月アンカラで自爆テロ＞イスタンブールでも　トルコ　1月追記：イスタンブールの観光名所で自爆テロ　トルコ　2015年12月トルコの地下鉄駅付近で爆弾テロ、ブルガリアでも爆発物、、　10月アンカラの自爆テロはISで訓練されたトルコ人の犯行
この事件の前日の６月２７日、ＩＳは「カリフ制２周年記念“Two Years Since the Caliphate,” or “Khilafa,”」のプロパガンダビデオを公開している。発信はシリアのアレッポからとされ、古い記録映像の寄せ集めで、市民が平穏な生活を送る様子やシャーリア法での罰則の様子、市中パレードなどが写っている。写真は古いパレードの様子とＩＳのリーダーアブー・バクル・アル＝バグダーディーIS Leader Abu Bakr al-Baghdadi　現在居場所は不明　記事と映像
2016年7月2日：トルコ政府は、飛行場でのテロ実行犯3人の国籍を、ロシア、キルギスタン、ウズベキスタンRussia, Uzbekistan and Kyrgyzstan出身者と特定したと公表した。このテロで、少なくても、外国人19人を含む43人が死亡し、239人が負傷した。トルコ国内各地で関係者の逮捕が相次ぎ、13人の身柄が拘束された。撃たれて倒れたあと、自爆する犯人　 参照記事
2016年7月3日：今回の自爆テロを裏で組織したのはチェチェン人アフメド・チャタエフChechen man、 Akhmed Chatayevで、ここ最近グルジア Gruziya（英：ジョージア Georgia）に居住し、そこで市民権をとっていたことが分かったとロシア紙が報じた。以前チャタエフは、チェチェンの犯罪グループのメンバーで、2015年シリアに出国し、その後チャタエフはトルコ領内で、この国に到着した若者達をテロ組織にリクルートしていた。米国の治安担当者も、彼がＩＳの上級指揮官だった事実を確認しているが、トルコ当局は、彼の今回のテロへの関与を1日時点では確認はしていない。トルコ側は、6月29日には、容疑者、関係者13人を国内で拘束している。　参照記事　英文記事　英文記事
2016年7月4日：28日の犠牲者は、死者は外国人19人を含む45人、負傷者は200人以上で、47人はまだ病院にいる。事件の数日後には、同じ飛行場で、暗視双眼鏡や迷彩服、名前の違うパスポートをもったキルギス国籍Kyrgyz nationalsの25歳と35歳を拘束している。これまでトルコ国内で、事件に関与したとされる29人が逮捕されている。参照記事