

デリゾール南東の油田地帯にあるアル・クライヤAl-Quriyah(Al Qurayyah)をISが占拠しているようで、シリア、ロシアの空軍が空爆を行っている。
シリア人権監視団は6月25日、空爆で47人が死亡し、その内31人は市民だとして空爆を非難し、同時に、残り16人が市民かIS兵士かは把握していないとしている。
街の居住地周囲はISの警戒網が設けられているとされ、住民や、最近はこの地域に空爆がほとんど無かったことから、付近から避難民が流入し、彼らも市内から逃げ出せない状況の可能性がある。
ロシア軍は2015年9月からアサド政権支援で空爆を本格化させたが、空爆の規模が拡大するにつれ、市民の犠牲者の報告が相次いでいる。別記事では、この地域への空爆で死亡したのは約70人で100人が負傷し、ほとんどが民間人で、監視団体により身元が判明した47人のうち31人が民間人だと報じ、

シリア空軍は、以前から各地の市民居住地へ無差別空爆や砲爆を行い非難されていて、最近では、ホムス、ダマスカス近郊、ラタキア、ハマ、ダラア等を空爆し、樽爆弾の投下で住民が各地で死亡しているとされる。 参照記事 参照記事 シリア付近はイエネコの発祥地とも言われる。紛争の長期化はネコにも迷惑な話だ。救急車の運転手が、野良猫に餌をやっている。


2016年6月27日:人権監視団は、アル・クライヤAl-Quriyah(Al Qurayyah)でのロシアとシリア政府軍の空爆による民間人死亡者数を58人とした。他に身元確認の出来ない死亡者が24人居るとした。2011年3月以来のシリアでの市民犠牲者は28万人とされている。 参照記事
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コメント
2. Posted by よりばば 2016年06月27日 21:21
猫ちゃんたち、嬉しいって シッポで語っていますね。
そんな優しい人間がいる一方では、武器を持たないカメラマンや取材記者に、非情にも愛用の品に爆弾を仕込んで爆死させる人間がいる!!!
ギュッとコブシを握り締めて、彼は人間を憎まず、一人も殺さなかったことを誇りに運命を受け入れている・・・
胸が痛みます。
そんな優しい人間がいる一方では、武器を持たないカメラマンや取材記者に、非情にも愛用の品に爆弾を仕込んで爆死させる人間がいる!!!
ギュッとコブシを握り締めて、彼は人間を憎まず、一人も殺さなかったことを誇りに運命を受け入れている・・・
胸が痛みます。
3. Posted by ななしのごんべい 2016年06月30日 07:40
シリア人権監視団 SOHR は反政府活動家であり、その統計手法の問題点がずいぶん前から指摘されています。特に問題なのは死者のカテゴリの恣意性です。「民間人」の中の下位カテゴリがいくつか含まれていますが、その一つに「反政府武装集団(ジハード主義者を含む)」とあります。このカテゴリの「民間人」に占める割合は一貫して( 2013-2015)25-40%の範囲を占める高いものです。アサド政権・ロシアのイメージ低下という目的のために、非武装市民をしばしば抑圧する武装勢力も、まとめて「民間人」とする自己中心的な手段の選択を行っているわけです。活動家の利益追求としては正しい姿勢ですが、中立性を標榜するメディアがこれを使うなら読者への詐欺行為です。
ネコ 一杯 居りますね
田舎 午後雨にせって居ります