
実際には、英国の経済を維持するには、不足する労働人口に対する移民での補充は不可欠で、英国経済の鈍化は、欧州全体、あるいは英国産業の国際競争力の低下にあり、その背景に以前の原油高、中国を筆頭に、アジア圏からの安い消費財の流入などが上げられるだろう。
これまで英国は、EUには加盟はしたが、「シェンゲン協定(EU域内でパスポート検査をしない)」の除外国で、(共通通貨)ユーロを導入しないでポンドを維持してきた。
EU離脱(Brexit:British英国+Exit出る,の造語 ブレグジット)とを支持した人たちは、英国一国でも対外的にやっていける国力があると信じ、EUはダメで、EUと付き合わない方が世界が広がるとの自負心が強いといわれていた。
英国には階級社会の名残があり、エリート層と労働者階級・下級層とは所得の差もあり、読んでいる新聞は違い、言葉や考え方もちがう。その差はEUに対するバラツキを招き、イングランド北部では離脱を望む声が強く、都市圏は残留を望んだが、今回の結果は、移民の流入に不安を感じた、保守的といわれる地方の離脱の声がそれを上回った結果だと言われている。日本への影響でいうと、日本企業が頼りにしているというより、英国が日本企業に頼っているという側面があり、日本企業が931社14万人の雇 用を手助けしているとされ、日本のイギリスへの投資額1兆7000億円は中国より多く、キャメロン政権は日本を頼り、日本企業が撤退すると、イギリス経済に大 きな影響が出ると言われていた。
離脱しても英国が、FTA(二国間、または複数間経済協定)のような協定や単一市場にこれまでどおり継続、加盟し、英国進出済みの日本の欧州法人が、これまでと同じように取り扱われるのか、それとも税金を掛けられるのかは、今後のEUの対応次第だが、EUは集合体なので、多くの結論を出すのに時間がかかり、状況はしばらく混迷すると予想されている。現時点では、EU自由貿易協定(FTA)の恩恵が得られないなら、英国に欧州法人を置く日本企業の中から、他のEU国へ移動する企業が出るとも言われている。 参照記事を参考に編集 加筆 過去ブログ:2015年11月ドイツは難民に対して「常識を取り戻した」 9月シリア難民「ロシアルート」でノルウェー入国
今後の大きな問題としては、対ロシア制裁を推進する英国のEU離脱がEUの混迷期を招き、その結果、欧米によるロシア封じ込めを困難にするのではといわれている事だ。EUが、今後の経済の交渉相手先として重要なロシアにとっても、まとまりを欠いたEUは決して喜ぶべき状

EU全体の誤算は、職を求めて自国を離れる経済移民:Economic migration、economic migrants, immigrantsだけならどうにかなっただろうが、それを上回る中東イスラム圏からの、紛争や迫害のために自国を逃れることを余儀なくされた戦争難民:War refugees が殺到したことだろう。これを期に、その対応に誤差が生じ、EU間の協調性に影が差し始めたと見ている。
ニュースで、英国の高齢男性が「移民はうんざりだ」と言う言葉が印象的だった。彼には、多少景気は悪くても、長年かかって築いた福祉政策の下で、平穏に過ごしたいという気持ちが優先しているのだろう。そんな主観的な気持ちの集合が、多くの政治家や評論家の予想に反した方向へ英国を向かわせたとするなら、日本の政治家も肝に銘じ、選挙投票者の多数派がどこか、よく知るべきだろう。特に麻生氏よ、、。そしてその層が、自分たちの高齢な親を扶養し、子供や孫の将来に、時には自分のことより一番関心を持っている。親や子供への負担が減れば、必要以上な貯蓄もいらなくなり、時間にも余裕が出来、余暇や消費を楽しめるだろう。
大雑把だが、フィンランドあたりではそうなっている。その

コメント
2. Posted by くすのきのこ 2016年06月27日 01:44
フィンランド・・欧州の病人とストゥブ財務相が自ら言い放っていると。
2012年よりの経済低迷。輸出面で露からの受注減、製紙産業とノキアの
衰退が響くと。国民の税金と社会保障費は高いわ負債はイタリアより多いわ、
労組が強くて社会支出減や有休減に反対~と競争力向上できな~い・・と。
レーン経済相は赤字経営と言ってと。財政支出、福祉の削減に踏みきってい
るそうで。よって移民増加への対応や支出にも渋りが・・黒服自警団のオー
ディンの戦士たちも増えてきているとか。欧州は揺れているんですね。もち
ろんユーロ離脱の議論もとっくにあるわけで、旧通貨のマルカの再導入の構
想もあると。ポンドを維持していた英も移民BOMに自国民の権利を食われて
離脱予定。500万人強の小規模な福祉国家ならば、自ら税を負担もしない
望まぬ客に平和的侵略をされたら数年と・・保つのは至難かと。
2012年よりの経済低迷。輸出面で露からの受注減、製紙産業とノキアの
衰退が響くと。国民の税金と社会保障費は高いわ負債はイタリアより多いわ、
労組が強くて社会支出減や有休減に反対~と競争力向上できな~い・・と。
レーン経済相は赤字経営と言ってと。財政支出、福祉の削減に踏みきってい
るそうで。よって移民増加への対応や支出にも渋りが・・黒服自警団のオー
ディンの戦士たちも増えてきているとか。欧州は揺れているんですね。もち
ろんユーロ離脱の議論もとっくにあるわけで、旧通貨のマルカの再導入の構
想もあると。ポンドを維持していた英も移民BOMに自国民の権利を食われて
離脱予定。500万人強の小規模な福祉国家ならば、自ら税を負担もしない
望まぬ客に平和的侵略をされたら数年と・・保つのは至難かと。
3. Posted by ん 2016年06月27日 23:34
フィンランドは治安も微妙なら失業率も高くなかったっけ。
イメージ先行の国の真似はしたくないなあ。
イメージ先行の国の真似はしたくないなあ。
立派な理想をぶち上げただけで終わったのだろうか。具体的な指示が得られない実務担当者達は、きゅうりの曲がり具合、夏休みの期間、オリーブオイル注しばかり気にしていたのでは。容易なことではない。多様なニーズに応えるには、2000、3000万人程度の国にする必要があるのだろうか・・・GDP維持が最優先ではないと思う。