韓国代表企業の2006〜2010年の時価総額年平均増加率は13.7%だった。同期間、日本と米国はそれぞれ11.9%、0.2%減を記録していた。
しかし、2011年に入り状況が変わった。2011〜2015年、韓国代表企業の時価総額増加率は5.8%にとどまったが、日本と米国はそれぞれ 21.4%、11.4%と大きく増加した。
報告書は「日本企業は円安効果で、米国企業は景気回復の影響でそれぞれ財務成果が改善されたことから時価総額増加率が大きく上昇した半面、韓国企業は 内需不振と為替レート下落で成果不振に陥り時価総額増加率が鈍化した」と分析した。参照記事
韓国の低成長は2つの視点からとらえる必要がある。
ひとつは、長期的なトレンド(流れ)として、成長率が低下傾向にあるこ とである。経済の発展に伴って成長率が低下することは、日本を含め多くの国が経験したことだ。韓国でも年平均成長率が80年代の8%台から90年代には 6%台、2000年代には4%台に低下した。「漢江の奇跡」と呼ばれた高成長は投資の拡大に支えられたが、資本ストック(Capital stock:企業の持つ生産設備機器などを金額計算したもの)の増加に伴い(資本ストックに対する総生産額などの)増加の勢いは鈍化した(結果的に投資の資金回収が鈍化)。また、2000年代に入って進んだ少子高齢化も、経済の足かせとなり始めている。通貨危機後の雇用環境の悪化により、合計特殊出生率(1人の女性が生涯で産む子どもの平均数)は2000年の1.47から2005年には1.08に急低下した。少子化対策の実施もあり、2005年以降、緩やかに上昇してきたものの、2014年は1.21と本格的な回復には至っていない。(2015年6月に 厚生労働省が出した2014年の日本の合計特殊出生率は1.42となり、前年から0.01ポイント下がった。低下は9年ぶり)
日本以上に学歴社会と言われる韓国では、子どもに塾通いさせたり、家庭教師をつけたりする私教育(韓国語で「サギョユク」)が盛んだ。結婚した女性が子どもを持たない理由で最も多いのが、養育費・教育費といった経済的なものだ。輸出依存の経済構造のため、子どもを海外留学させる親も多い。海外留学生は約24万人と日本のざっと4倍に上る。親の負担がこれだけ重いと、少子化の解消にはまだまだ時間がかかると思わざるをえない。
もうひとつは、従来の輸出主導型の成長メカニズムが機能しなくなったことである。韓国では2000年代にグローバル化が加速する過程で、中国が最大の輸出相手 国になり、その変動の影響を受けやすくなった。高成長が続いていた時期には中国との密接な関係が富を呼んだが、近年はそれと反対に、中国の成長鈍化や生産過剰がマイナスの影響(チャイナショック:2015年6月~10月の株価急落)をもたらした(先にあげた、韓国内の余剰資本ストックの増大を意味する)。その意味で、韓国経済は中国に左右される世界経済の現状を映す鏡でもある。記事内一部( )は筆者加筆 参照記事
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コメント
習国家主席「中ロのパートナーシップは国際政治の健全な発展に貢献」
大統領は、そうした方法をとれば、外の景気に左右されることが少なくなると指摘し、次のように述べた―
「外の景気に左右されるのを少なくするために、我々は、相互決済における自国通貨の使用を拡大する。そうした支払いにおいてルーブルが占める割合は3%だが、人民元は、はるかに大きく9%である。おまけに人民元の割合は、ロシアに人民元取引のための決済清算センターができた後には、目に見えて増えるに違いない。」スプートニク6月25日
片や恫喝を商売に使う露助、片や踏み倒しを商習慣にする支那畜。そんな御国の通貨を使う間抜けな国は滅多にいない・・・・と私は思う。w
でも韓国は支那とのウォン元スワップでロシアから資源が買えるようになるかもしれない。大変お目出度いことで・・・・。w
韓経:韓米・韓日通貨スワップ締結に弾み?
中央日報日本語版 6月27日(月)9時5分配信
ブレグジット(英国のEU離脱)で外貨の急激な流出が懸念され、韓米・韓日通貨スワップ締結に関心が集まっている。
専門家の間では今回のブレグジットで外貨の変動幅が拡大することに備え、他国との通貨スワップを増やすべきだという主張が出ている。キム・ジョンシク延世大経済学部教授は26日、記者との電話で「通貨スワップは為替市場に心理的な安定感を与えるため、過去に中断されたものをまた推進するべき」と述べた。2008年のグローバル金融危機直後に締結した300億ドル規模の韓米通貨スワップが金融市場の不安を落ち着かせたりもした。その後、韓米通貨スワップは2010年2月に終了し、一時は700億ドル規模まで増えた韓日通貨スワップも昨年2月にすべて満期となったが、延長はなかった。以下略
日本は困ったときの質屋ではない、日本は晴れの日も雨の日も傘を貸さない銀行になったのでアル。w
24日のソウル外国為替市場で、ウォンの対ドル相場は午後1時半現在1ドル=1178.70ウォンと、前日終値に比べ28.50ウォン急落した。1日の変動幅は最大で33.10ウォンと、2011年9月23日(46.00ウォン)以来の大幅な値動きを記録した。以下略
ロイターによれば韓国は早速ドル売り介入を実行した模様、メリケンからあれだけ叱られたのに懲りてない。で、ドルが底をついたらスワップしている支那元をドルに換えて頑張るつもりか。日本に泣き付いてドルを融通しろなんて図々しいことを言ってくるなよと、私は思った。w
日本の次世代製品のパクリが難しくなり、基礎技術をないがしろにして日本からの輸入部品組み立て工場投資に熱中したから、世の流れについていけなくなった韓国企業が衰退の道をたどるのは当然・・・・と私は断定したのであります。w