


さらに民家から約160キロ離れた町で、この少女の両親(夫ダニエル・ストルツフス Daniel Stoltzfus, 43, 妻(サビラ・ストルツフス Savilla Stoltzfus, 42):右 が不法行為を扶助した罪などで逮捕された。両親は経済的な苦境に陥った際、カプラン容疑者に助けてもらった見返りとして娘を引き渡した疑い。少女は14歳の時に1人目の子どもを妊娠したとされる。
警察が出動するきっかけになったのは、近隣住民からの通報だった。住民の女性はCNNとのインタビューで「家の前に先週、悲しそうな女の子が2人立っているのを見た。何年も前からおかしいと思っていた」「いつ見ても何かおびえていた」「たまに女の子は、カプラン容疑者と腕を組んで歩いていたが、彼の妻には若過ぎると思った」と話した。カプラン容疑者は精密機械会社のオーナーとして州当局に登録されている。彼は近隣に、一緒に住んでいる子どもはいないと話していた。住民らによると少女たちはめったに外出を許されず、学校にも行っていなかった。
数年の間に、公安当局(別記事では児童相談所)へ容疑者宅を不審がる通報はあったが、性的虐待に関してなどは全く無かったと担当者が語り、警察によれば、カプラン容疑者は、家には子供はいないと近所に話していた。
しかし住民は、アーミッシュAmishのような服装で、おびえた表情の女の子たちや、若い子が妊娠しているのを見て不審さを感じていたという。たまに子供たちが家から出てきても、男が出て来るとすぐに家の中に走って戻るのが目撃されている。警察は子供たちの健康状態には問題ないとしている。
18歳の少女の両親はアーミシュ派の出身との記事があり、確かに父親のひげなどはアーミッシュを思わせる。ペンシルベニア州は、都市文化から孤立して暮らすアーミッシュやメノナイト派が多く住む地域。この夫婦は、カプラン容疑者宅に居た12人のうち、10人は自分たちの子供だと主張している。 3人は6月28日に裁判所に出廷、公聴会は8月2日の予定で、12人の子供たちは現在施設で保護されている。参照記事 参照記事 過去ブログ:2011年9月現代社会を否定するアーミッシュ、道交法違反で逮捕 米国
続報では、カプラン容疑者とStoltzfus夫妻は2003年からの知り合いで、立ち退きに絡む問題で夫妻はカプラン容疑者に助けてもらい、2012年にも農場経営で破産した際に経済的援助をカプラン容疑者から受けた。その際に、自分の当時14歳の娘をカプラン容疑者に贈ったと語っている。現在その娘さんは最年長の18歳で、カプラン容疑者との間に2児を設け、現在生後6ヶ月と3歳だという。つまり、10人はStoltzfus夫妻の子で、2人はカプラン容疑者が14歳との間に生ませた私生児と言うことになる。この事が、16歳以下との関係を禁じる法律違反と成る。また、Stoltzfus夫妻の夫の方は、自分の子供に対し虐待をしていたとも言われ、警察は現在、これらの裏づけを取っている。参照記事 参照記事