問題となっているのは洗剤ブランド「Qiaobi(俏比)」(メーカー、上海雷尚:Shanghai Leishang)
のコマーシャル。黒人男性が口笛を吹きながら若い中国人女性にウインクする。女性は男性をそばに呼び、男性の頭から
洗濯機の中へ押し込む。男性が悲鳴を上げる中、女性は洗濯機の上に座る。しばらくすると洗濯機の中から、清潔な服を着たアジア人の男性が現れ、女性はにっ
こりとほほ笑む。YOUTUBE映像 (予備映像)(予備映像2 :Liveleak)
この広告は米国のニュースサイト「Vox.com」で激しい怒りを買った。同サイトでは、中国における黒人差別の事例としてこの動画を紹介。「この広告は露骨な差別だ。中国では人種や肌の色に対する態度が非常に悪い場合があることを思い起こさせるものだ」と述べている。
映画館で今月放映されたとされるこの広告は、イタリアの別のコマーシャルで使われた音楽と効果音をそのまま使用している。ただしイタリアのその広告では、洗濯機に押し込められた白人が黒人に変身して登場し、「色付きの方が良い "Coloured is better".」というスローガンで終わる。*イタリアの商品名「COLORERIA ITALIANA」は、洗剤ではなく、Tシャツなどを簡単に染められる染色剤 YOUTUBE映像 染色している映像