

これより先、イタリアの沿岸警備当局は5月23日、過去24時間にアフリカから渡ってきたボートから救助された移民らの数が2600人を超えたと発表していた。23日の救助には、イタリア海軍と沿岸警備隊、国境なき医師団、アイルランド海軍艇による救助活動が行われ、リビア沖でゴムボート14隻とより大型のボート1隻から2000人

2016年3月、欧州連合(EU)は、トルコ経由でギリシャに渡る難民をトルコに送り返すことで同国と合意したが、この措置で、ギリシャ経由で欧州に流入する難民は減少したが、その一方で、北アフリカから地中海を渡りイタリア南部を目指す難民ボートの数が急増。2016年に入ってから、救助されたりイタリーに搬送された難民は約4万人で、1370人以上が亡くなっている。映像と記事 参照記事 参照記事
2016年5月30日:国連UNHCR協会はUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、5月25~27日の地中海での難民が乗った船の転覆事故で甚大な被害が出たとし、死亡、行方不明者は700名前後になる可能性が言われている。現在もまだ、リビアからは数隻の難民船がイタリーに向けて出向しており、各国が対策に追われている。 参照記事

2016年12月30日:イタリア内務省は30日、ギリシャからトルコへの強制送還を避けて、今年海を渡ってイタリアに到着した移民が昨年より2割増えて、過去最高となったことを明らかにした。過去3年間では計50万人超が流入したという。内務省の報道官は、移民数の急増による危機に対処する上で、欧州連合(EU)加盟国の協力が欠けていると、あらためて指摘した。欧州連合(EU)加盟国は、2015年に4万人の亡命希望者をイタリアから受け入れると約束したが、今のところイタリア以外の国に移住したのは2654人にとどまっている。いくつかの国は受け入れを一切認めなかった。イタリア内務省によると、船でイタリアに到着した移民は今年18万1000人を超え、昨年に比べて18%近く増えたと述べた。16年の人数には12月30日と31日に到着する人数は含まれていない。多くは戦争、貧困や政治的弾圧を逃れてきており、来年もその勢いが収まる兆しはない。航海条件が悪い中、今月は8000人近くの移民が到着した。今年の10月には単月で最高記録となる約2万7400人が到着した。全体の2割超はナイジェリアからで、続いてエリトリア、ギニア、コートジボワール、ガンビアからの移民が多かった。参照記事
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コメント
2. Posted by 北の国から猫と二人で想う事 2016年05月28日 10:23
状況は逆で、国内が無政府状態で、何でもやり放題だからです
違法であれ、取り締まる機能が働いていません
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意外な地図でした。びっくり。