vietnamベトナムニュースサイトThacoは2016年3月8日、同国と中国などが領有権を主張する南シナ海・西沙(英語名パラセル :Paracel Islands,ベトナム名 Hoang Sa)諸島海域のベトナム領海(北緯 latitude 16.55N, 東経longitude 111.50E:下の地図内 小地図の赤い点)で操業中のベトナム漁船(船長Vo Quang Thai以下、乗組員10名)に対し6日昼、中国沿岸警備艇Chinese coast guard ship(numbered 46101)が接近して11人が漁船に乗り移り、食料や燃料用の油を奪われ、魚網を破壊したと伝えた。
漁船は翌7日帰港し、地元の沿岸警備local coast guardsに報告し、現在中国当局へ補償(約162万67cdc822円:VND300m 、USD14,300)を求めている。
乗り込んできた中国側2名はベトナム語を話し、書類へのサインを求め、また繰り返せば漁船はダメージを受けると脅されたと船員が語っている。
同海域では最近、中国警備艇による嫌がらせや攻撃が相次ぎ、1月1日には、 Con Co Island( Quang Tri Province)の東、約74キロ40 nautical miles沖合いでベトナム漁船が体当たりを受けて沈没し、約10人が外国船に救助された。参照記事 参照記 過去ブログ:2015年10月追記:中国の灯台建設で南シナ海で米中に緊張>27日12海里に 

can-canh-le-don-tong-bi-thu-chu-tich-trung-quoc-tap-can-binh習近平国家主席が2015年11月5、6の両日ベトナムを訪問した際には、グエン・フー・チョン Nguyễn Phú Trọng共産党書記長:写真中央 との会談で、南シナ海問題が両国関係に悪影響を及ぼさないよう「適切に処理」することで合意し、「平和と安定の維持に努力する」と語ったとされる。しかしその翌日のシンガポールでの演説では「(南シナ海は)古くから中国の領土」と主張し、ベトナムメディアは「二枚舌」(トイチェ紙)と厳しく批判している。中国では、略奪や体当たりが平和的、かつ適切らしく、中国の辞書から礼節の2文字は失せたようだ。参照記事 参照記事
14572646430001最近、米国とインド、日本の3国は、2015年に続いて、2016年も合同海軍訓練をすることにしており、これは南シナ海での支配力の強化を模索する中国を狙ったものと見られている。3月5日の豪紙シドニーモーニングヘラルドの報道では、オーストラリア国防長官のマリーズ・ペインDefence Minister Sen. Marise Payne:写真右 が、豪州を含む4カ国との間で非公式に海軍協議体を設置する問題を検討するという意をefafee93明らかにしたとある。英文記事
ペイン国防相は2015年9月に就任後の同年10月7日、シドニーで開かれた各国の海軍関係者を集めた会合であいさつし、 「オーストラリアは海洋貿易国家であり、南シナ海における航行の自由確保は直接的な国益だ。一方的な現状変更に強く反対する」と述べ、中国の岩礁埋め立て に懸念を表明、領有権争いの平和的解決を訴えている会合には中国海軍の幹部も出席していた。参照記事
 最近の豪州の2016年防衛白書では、米豪間での、南シナ海に向けての空軍力の強化と監視体制での連携も謳われている。オーストラリアは、同国の輸出品の60%が南シナ海を通過する現実から、中国への警戒意識を鮮明にし始め、海域での中国の活動は、地域を不安定にさせるものだとの認識だ。参照記事 参照記事 参照記事 英文記事
中国はやっと自由経済圏でのプレゼンスを得たというのに、まるで過去の「日独伊防共協定」を彷彿とさせる「日米豪印協定」を招いたのは、軍事力を国力と勘違いしている中国共産党、軍部の旧弊であることに気が付くべきだが、軍事パレードで喜んでいるようでは無理だろうな、、。彼らが思いつくのは、血の流れるような政策ばかりで、血の通うものが見当たらない。 過去ブログ:2016年2月領有権紛争海域に地対空ミサイル配備とその目的 中国

nappi11 at 04:32│Comments(4)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメント

1. Posted by POPPO   2016年03月13日 15:19
【ニューデリー=岩田智雄】インドの治安当局者は12日、産経新聞に対し、中国人民解放軍の兵士11人が今月8日、カシミール地方の中印両国の実効支配線を越境してインド側に約6キロ侵入したと明らかにした。インドの治安部隊と約2時間にらみ合った後、中国側に退去した。以下略
産経新聞3月13日

相変わらず大中華支那帝国様は世界各地で頑張っております。w

インドは核ミサイルを持っているから支那畜は引き下がった。相手に力が無ければズルズル既成事実を積み重ねて支配地を拡大するのが支那のいつものパターン。

日本も強力な「拳骨」を持べき時が来た。このままでは支那畜に尖閣から始まって次から次へと領海領土を浸食されるのではないかと、私は思う。
2. Posted by POPPO   2016年03月13日 21:17
ただいま開催中の大中華支那帝国の全人代にて支那畜最高人民法院院長曰く、

【北京・石原聖】中国最高人民法院(最高裁)の周強(しゅう・きょう)院長は13日、開催中の全国人民代表大会(全人代=国会)で活動報告した。2014年9月に沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺で中国船とパナマ船の衝突事故が起き、中国の海事裁判所が補償案件などを処理したことを根拠に、「我が国が釣魚島の海域に司法管轄権を行使していることをはっきり示した」などと主張した。以下略
毎日(変態)新聞 3月13日

とまぁ、尖閣の領有権をヌケヌケとどさくさまぎれに主張しております。w
大陸的長期的展望に立って世界に大嘘を広めようとあくなき宣伝戦を繰り広げておるのでアル。w

しかし、1949年の建国以来100年かけてメリケンを騙そうと色々企んできた支那畜、最近やっとメリケンも気が付いたようだが、このまま支那の術中にはまるようなことがあれば第二次大戦前のように日本の安全保障はすぐさま危機に陥る。自力での安全保障を大馬鹿トランプや糞クリントン如きにケツを叩かれながらする羽目にならないように今からどんどん手を打つべきだと、私は思う。w
3. Posted by POPPO   2016年03月15日 16:56
毎度おなじみの支那調査船アル。w

14日午後1時25分ごろ、東京都・沖ノ鳥島の北約300キロの太平洋で、中国の海洋調査船「海大号」が航行しているのを、警戒中の海上保安庁のジェット機が見つけた。第3管区海上保安本部によると、一帯は日本の排他的経済水域(EEZ)で、日本の同意なく外国籍の船が調査をすることは認められていない。

 船尾からワイヤのようなものを海中に垂らしており、海保は無線で調査の中止を求めたが、「ここは公海上だ」という趣旨の応答があったという。海保は巡視船を派遣し、引き続き監視と警戒を続ける。以下略
朝日新聞デジタル3月14日

この縄張りを増やそうと日々努力する大中華支那帝国様の根気の良さ、この点に関しては見習うべき行動かもしれないが・・・・・いいかげんにしろと私は言いたい。w
4. Posted by 北の国から猫と二人で想う事   2016年03月15日 17:18
調べていた最中だったが、EEZは島から半径370キロと思うので、入り込んでも何もしてこないという態度であり、間違って入った訳でもない。
いつまでも警告でいいとも思えない。

コメントする

名前
メール
URL
絵文字